ポッポ屋日記

日記的なブログにしたいです

将来買うテレビをどうしようかとめっちゃ悩んでるだけの話

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僕は今、猛烈に悩んでいる

 

将来買うテレビをBRAVIA X9500Hの49v型にするかBRAVIA XRシリーズのX90Jの50v型にするのかを...

 

冒頭でいきなり訳の分からない英数字の羅列が出て「はっ?」と思った方、申し訳ない。これはテレビの製品名であって暗号ではない。

X9500Hとは2020年にSONYから出た「BRAVIA」というブランドテレビの上位モデルの製品名であり、X90Jとは同じくSONYから2021年に発売予定のBRAVIAの新モデルの製品名である。

どちらも同じ4Kテレビであり、ソニーBRAVIA東芝REGZAパナソニックVIERASHARPAQUOSに並ぶ国内最大手のテレビメーカー及びブランドテレビのひとつで、現在は4Kテレビ業界で熾烈な争いを繰り広げている*1

僕は現在貯金中であり、日々の生活に掛かるお金を少しでも減らそうと工夫を凝らしている最中である。その最大の目的が4Kテレビを買う事

この一点に集中して僕は今を生きている。

 

何故4Kテレビなのか?

結論から言うと僕が4Kテレビを求めてやまない理由は4Kでゲームがしたいというのが一番の理由としてあるからだ。

お笑い界ではお笑い第7世代という言葉があるように、据え置きゲーム機の業界でも「世代」という概念があり、現在の次世代ゲーム機は「第9世代」と呼ばれている。

Nintendo SwitchPlayStation 5Xbox Series X/Sがそれに当たる*2

そのうちの2社はゲームに於ける映像表現の解像度を4Kである事を前提として次世代ゲーム機のスタートを切った。ここで話は変わるがテレビの歴史は古く、白黒だった時代からカラーになり、次第にブラウン管テレビが主流となって一般家庭に広く普及した。

その頃の解像度はまだ粗が多いものではあったものの、解像度という概念そのものが無かったのか、それを誰しもが気にすることは無かった。しかし時代が進むにつれてテレビの画質はSD画質からHD、フルHD、4K...8K...と、どんどん目覚しい進化を遂げていった。テレビの種類も白黒、カラー、ブラウン管テレビ、液晶テレビ、フルハイビジョンテレビ、4K/8Kテレビ、有機ELテレビと進化をしていった。

据置ゲーム機もまたテレビの進化と共にできる映像表現に幅が広がり、ユーザーのゲーム体験を極上のものにしようと進化してきた。その最先端であるPS5とXSXではとうとう4Kである事が前提、つまりネイティブ4Kである事が当たり前の時代に突入したのである。この事についてはSIEの日本スタッフもYouTubeのPS5紹介映像内で「4Kテレビでのプレイを想定したPS5の実機映像」と言ったフレーズが出ているので、やはり次世代機のPS5は4Kテレビや4Kモニターで遊ぶ事が強く推奨されたゲーム機である事がよく分かる。

もちろんPS5が本当に目覚しい進化を遂げたのは解像度やフレームレートだけに留まらないのだが、一昔前まだ4Kというものがテレビ業界の先端技術で僅かなお金持ちぐらいしか体験ができなかった中でPS4 ProXbox One Xと言った4K技術を先行体験できるハードが出るほどこの2社は将来的に4Kでのゲーム体験の展開を既に想定した考えを持っていて、それが次世代機で満を持して本格実現したという算段なのだろうと僕は思っている。

 

将来的に欲しいと思っているPS5のゲームを存分に楽しむのなら4Kテレビである事はマスト

美しい大画面でFINAL FANTASYを楽しみたいとする願望が込められているのである。

 

ただ「テレビを買う目的がゲームにしか使う事がなく、テレビをテレビとしての役割で使わないのならモニターという手もあるのでは?」とも思った事がある。

確かにモニターであればゲーム画面を映すだけでテレビとして見ることも無く、価格も4Kテレビと比べると安いものもいっぱいあって手が届きそうなものもいっぱいある。しかし所謂ゲーミングモニターと言われているものは解像度が4KよりもフルHDを主流としているメーカーも少なくなく、格ゲーやFPSのゲームでは重要な応答速度の速さを重要視しているモニターが一般的で、またサイズも人間が一目で視認できる視界の広さを重要視してなのか卓上に置けるぐらいの手頃サイズのインチ数である事が多い。

僕は格ゲーもやらないしFPSもやらない。どちらかと言うとRPGが多い僕が求めているのはやはり美麗グラフィックに大画面、ゲーミングモニターでは物足りないとする要素が数多くあるから自然とモニターは選択肢から消えていた。

僕はやはり夢はでっかく4Kテレビが良い。そう願うようになっていた。

 

機種によって大きく広がる性能差

そんなわけで僕は4KでPS5を存分に楽しむために一流大手メーカーのソニーBRAVIAを買おうと求めている訳なのだが、一口に4Kテレビと言ってもその種類や機種によってスペックの差は大きく違ったりする。

今回買おうと考えていたX9500Hは2020年モデル、新登場するX90Jは2021年モデルとなっており、たった1年の違いでありながら性能差は大きくずば抜けている。

大きく違うのはBRAVIA内に内包されている画像処理エンジンの違い。BRAVIAシリーズは新しいモデルが出る度に画像処理エンジンの性能を向上させてきた。現時点では最新のX9500Hに採用されているプロセッサーはX1 Ultimateでこちらも十分な性能を誇っているのだが、X90Jに搭載されている新エンジン「XR」は人間がテレビに映っている画面の中でどこを最も注視するのかを内蔵のAIが判断し、コントラストや明るさなどの映像表現のバランスをピンポイントに逐一変える事によって映像のリアリティを更に向上させる事に成功している。

これはPS5の様なゲーム映像にも影響される可能性が高いと予想しており、例えばオープンワールドのゲームでフィールドを歩く時にカメラは自然とカメラワークを引かせて背景がよく映るように移動するはずなので、背景に対する最適な映像処理を施したり、イベントシーンでキャラクターの顔がパン(ズームアップ)する映像に切り替わった瞬間、ユーザーが最も見るのはキャラクターの顔だとAIが判断し、顔を中心に映像処理を施したりする可能性もあるかもしれない。

 

更にゲーム的な意味での違いを言うとBRAVIA XRは話題のHDMI2.1に対応しているところがポイントとして挙げられる。HDMIとは映像出力、音声出力といったAV機器やゲーム機の性能処理をケーブル1本で実現する物となっており、HDMI2.1とはHDMIケーブルの最新規格であり、これによって4K/120fps(今はリフレッシュレートと言うらしい)8K/60fpsの映像表現が可能だとされている。

つまりHDMI2.1対応のBRAVIA XRは最低でも4K/120fpsでの映像表現を可能としている事を証明しており、8Kテレビであれば8K/60fpsの映像表現も可能*3。一方X9500Hの方はというとスペック表を見る限りだと実現可能な描画画質は4K/60fpsまでで、これでも十分凄いと個人的には思うのだが、やはり120fpsや8Kにも対応できるという点で見ると霞んで見えてしまう。だがここまで来るともはや突き詰めた数値にこだわるかどうかの問題の様な気もしていて、RPGで言えば「ラスボスや隠しボスを倒せるレベルまで来てるけどレベルの限界や数値にこだわって最強育成をするかどうか」という境地だと僕は思っている。

30fpsと60fpsの違いは流石にそういう数値にこだわりが無かった僕でもよく分かる。しかし60fpsと120fpsの違いはどこまで違うのか、どれぐらいの次元のレベルなのかがまだその目で見たことが無い未知数のレベルなので数字だけで比較する事しか出来ず、今この場だけではどうとも言えないのが現状だ。

 

49v型に課せられる制限

僕が買おうとしていたX9500Hは49v型を最小サイズとして発売をしている。しかし実はこの49v型...X9500Hで魅力となっているある3つの機能が制限されてしまっているのが問題として挙げられる

  • X-Wide Angle
  • Acoustic Multi-Audio
  • X-Balanced Speaker

気にしない人は気にしない些細な問題ではあるのだが一つ一つ解説していこうと思う。

 

斜めから見てもコントラストの低減がない   「X-Wide Angle」

f:id:Gameslifeisff:20210213090312j:image見えないが注釈に「49v型は除く」と書いてある

 

テレビは基本リビング等に置いて真正面から見るものなのだが、部屋の広さや内装状況によっては斜めの位置に置いたり、テレビを斜めから見るケースもあったりするだろう。そういう時に今までの4Kテレビの場合、画面を正面から見る事を前提とした作りとなっている為、画面を斜めから見るとコントラストや明るさといった画像調整のバランスが取れず、低画質感を感じてしまう部分がある。

しかしX-Wide Angleを搭載したX9500Hの場合、斜めから見ても正面から見たのと同等の高画質画面でテレビを視聴する事ができるので、広々としたリビングでみんなでひとつのテレビを見ても同等の4K視聴ができるのは素晴らしい点である。

 

まるで画面から直接音が出ているかのような臨場感を醸し出す「Acoustic Multi-Audio」

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テレビのスピーカーは通常、画面の下部にある。液晶面と枠の比率が縮まり、正面の画面がほぼ全て液晶画面となっている今のテレビはスピーカーを下にする事によってさり気なく音を出している。しかし音が出る方向が下側にしか無いということは画面の右側や上、奥にいる人物から発せられる声も下のスピーカーで表現しなければならず、画面と音の出る方向が一致しない事から映像に違和感を感じる=臨場感やリアリティの低減に感じてしまう事に繋がる。

しかしアコースティックマルチオーディオ搭載のX9500Hの場合、画面の背面上左右にサブスピーカーを設置、4方向から出る音のサラウンド効果による臨場感だけでなく、上部と下部のスピーカーそれぞれを独自のアンプで音圧調整をする事によってまるでその場にいるかのような劇的な音質の向上に繋がっている。これで映画を見た時の臨場感たるやは半端なものでは無いだろう。

 

単なるスピーカーではないオーディオとしての進化をした「X-Balanced Speaker」

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ウォークマンを初めとしたオーディオ機器に並々ならぬこだわりを持ってきたソニーはテレビのスピーカーにも力を入れており、X-Balanced Speakerによって音の高音質化を実現、更にイヤホンやヘッドホンではよく重要視されている重低音の強さも売りとなっている

 

 

さて、ここまで書いてきたこの3つの魅力的な機能についてだが、実は同じX9500Hでも最小サイズの49v型だけはこの3つの機能が非搭載となっている。

画面は正面以外で見るとぼやける感じがするし、スピーカーは普通のスピーカーが2個付いてるだけなので極上の臨場感を体験する事が出来ない。50v以下というサイズダウンの違いひとつでここまで機能が削減されているのは何故なのか?と僕はソニーに問いかけたくなるぐらい残念な仕様となっている。

しかし近年の4Kテレビはどんどん大型化しているのが現状にあり、BRAVIAに関して言えばハイエンドクラスの物になると最低ラインが55v型以上からなのはザラ、一人暮らしでも大型テレビを買う人の需要も確かにあったりするのもあるが、もしかしたら今の4Kテレビは家族みんなで楽しむ事を目的として大型化をしているのかもしれない。

残念な仕様ではあったものの、案外カバーできなくもないなと思う部分もある。テレビを置くためのテレビ台は正面に来るように設置されているので斜めから見る事もないし、僕のテレビをみんなで見る可能性はない。

スピーカーの問題もPS5を買うと共にオーディオヘッドセットなども買う予定にしており、ヘッドホンの音質はテレビの性能に依存しないのでテレビ自体のオーディオ性能がショボかろうがぶっちゃけ関係ない。これはあくまでもテレビ自体の性能を上げたり機能を搭載する事によってテレビ本体での映像体験の質を向上させているのであり、そこにこだわるか否かは最早その人次第とも言える。

 

もちろん先程書いた品質向上の為の機能性は最新のX90Jでは標準搭載となっている。最小サイズの50v型でも平等に入っているので差異が生まれる事はないだろう。

 

我が家のテレビ事情

これは僕...と言うよりも実家にいた頃の我が家の話になるのだが、僕の実家のテレビはパナソニックVIERA2009年製で、なんと10年以上1度も壊れる事無く現役で使い続けられている。

このテレビを買ったのは当時アナログから完全デジタルに移行しなければならない段階の時で、まだ仲が良かった頃の東京のおばあちゃんと一緒に家電量販店に行ってデジタルテレビなら何でもいいやと思いながら買ったのはとてもよく覚えている...一昔前にも4Kテレビが欲しくなって「早く壊れろ...早く壊れろ...」と念じていたのだがしぶとい事にこれが全然壊れない。2009年と言うと当時はまだアナログ放送からデジタル放送への完全移行を政府が本格的に促し始めた時代であり、HD技術がまだ導入されたばかりの技術であった事からテレビメーカーでも表現出来るスペックには限界があった。正式な型番は忘れてしまったので何とも言えないが、実家にあるテレビが映せる解像度の限界は720i

まさかのフルHDですらない解像度のテレビで僕はSwitchやPS4FF7リメイクを楽しんでいたのである。YouTubeで1080pにして映した画面を見て「綺麗...」と思ってる画面も実際は720i、フォトリアルでめちゃくちゃ綺麗になったクラウドの肌とかを見てすっげーリアル!と思いながらフルHDが出せるPS4スリムで楽しんでいたFF7リメイクも実際には720i

僕は4KどころかフルHDの映像すらその目で見て楽しんだ事が1度もない。だから家電量販店のコーナーで4Kテレビの映像を見るとその圧倒的なスケール感のデカさに毎回驚かされる。

 

つまりX9500Hを買おうが、X90Jを買おうがどっちみち初めての4Kによる圧倒的な新体験が出来ることには変わりは無いのである。

 

 

頑張ればすぐに手が届く旧型か果ての先で極上の体験ができる新型か

あとはぶっちゃけ値段の問題だろう

サイズは僕の買ったローボードのサイズが150cmである事を考慮して買えるのはX9500Hの49v型かX90Jの50v型までが限度、新型は革新的な技術が入っている事によってPS5の性能をフルスペックに楽しむ事ができるのは確約されており、一方で旧型でも十分な4K高画質の新体験ができる上に安さが魅力的となっている。

正直な話、頑張れば手が届くのはX9500Hだ、X90Jは新製品であるが故にまだ詳細なスペックが発表されておらず、値段も未知数、ただ確実にX9500Hより高くなる事は容易に想像できるからあとはどれぐらいの値段の差があるかにもよる。

 

そしてもうひとつ、最短でBRAVIAが買えるのは4月の末になるのだが、その頃にはPS5が普通に買えるのかどうかもまた別問題としてやってくる。僕が4Kテレビを買う最大の目的はPS5を買い、PS5のゲームを4Kテレビで楽しむ事

しかし半導体不足による供給不足によって需要と供給のバランスが崩壊している今、定期的にやる抽選販売に当選するか、Amazon等でのゲリラ販売の争奪戦に勝ち取らなければPS5が買えない状態にあるのが今の現状だ。

せっかくテレビを先に買えたとしてもPS5が買えずにゲームを楽しめなければ意味が無い。もちろんゲーム以外の要素でも4Kを楽しむつもりだが、ゲームを一番の主目的としている今の僕の思考ではPS5が普通に買える様になる時期がいつやって来るのかもタイミング合わせとしては重要な問題だ。

本当はゆっくり気長に待ちながらお金を貯めてX90JとPS5を両方買うというのもある意味理想の計画かもしれない。そこまで僕が我慢できるかどうか、そしてそのタイミングはいつやって来るのか?

 

少なくともBRAVIA XRシリーズの詳細情報が解禁されるであろう春になるまで待たなければ検討の再考をするのは難しいだろう。

たかだかテレビだと侮るなかれ、これは僕がニトリでベッドを買った時と同レベルに悩ましい問題だと僕は思っている。

 

どちらを買うのが今の自分に合っているのか

僕はこれからも悩み続ける...

 

 

 

*1:他にも中国メーカーのHisenseや韓国メーカーのLGといった海外メーカーからもコスパの良いテレビが出されており、国内海外のメーカーが極上の4Kテレビを求めて切磋琢磨している

*2:ただNintendo Switchに関しては携帯機としての側面も持っているゲーム機であり、TVモードではドックを用いた本体液晶で映せる解像度の限界720pを1080pにアップコンバート出力しているだけに留まっており、完全な据え置き機と呼べるかは疑わしいものの、ニンテンドー2DS LLを最後に任天堂の完全次世代携帯機が発表されていないので携帯機との統合化及び据え置き機第9世代としてこれに準ずる

*3:ただし実際に4K/120fpsの映像表現が出来るかどうかは、テレビ側の対応だけでなく、BRAVIAと接続する機器のマシンパワーにも左右される所があるのでPS5の場合、ソフトによっては4K/60fpsまでが実現限度の限界とするメーカーもいる可能性があり、PS5専用ソフトとして力を入れてない限りは4K/120fpsといった表現が可能なソフトが出る事は現時点ではあまりないと思われる。