ポッポ屋日記

日記的なブログにしたいです

お詫びとお知らせ

 

二ホンバトです。本日はこの記事をお読みいただきありがとうございます。

このブログをいつも読んでくださっている皆様にお詫びがございます。

 

唐突ではございますが僕は2024年1月30日の今日をもってX(旧Twitter)のアカウントを完全に削除しました。

以前当ブログでお伝えしていた情報収集のための鍵垢と「NB」という名前で稼働していた公開垢、そして旧二ホンバトのアカウントを消した後に同じiDを用いて作った捨て垢の3つのアカウントを全て削除し、デバイスからXをアンインストールしました。

鍵垢で繋がっていた方には突然の事で驚かせてしまったかもしれませんが、何も言わずに黙って消えてしまった事をどうかお許しください。

 

以下は消えた理由と以前から思っていたSNSに対しての主観を記します。

長くなる可能性が高いのでここで閲覧を終えても構いません。

 

唐突に消えた理由としましては、昨日に起きたセクシー田中さんの原作者の芦原妃名子さんがドラマ版セクシー田中さんの脚本制作に際して原作者としてセクシー田中さんの世界観を壊しかねない改変をやめてもらうよう日本テレビとドラマ制作サイドに意向を伝えていたものの、何らかの事情で双方の意思疎通や連携が取れないまま製作がずるずると進み、その顛末の一部をXに告発する形で述べる事にした…結果、最後には芦原妃名子さんが自殺をしてしまうという原作漫画のメディアミックス化をめぐるトラブルの中では一番最悪な結末を迎えてしまった事件が起きた中で、Xの不特定多数の大勢の見知らぬ他人がその事件に対して怒りと憎悪と怨嗟の感情を撒き散らす様を見てしまい、心理的ストレスで我慢の限界を迎え、人の醜い感情が蔓延り、数多の有象無象が存在しているXに自分が居るという事実に心が耐えられなくなった……

ので、Xから自分の存在を消しました。

 

まずは何よりも先に無念な思いを抱えながらこの世を去ってしまった芦原妃名子さんが上で少しでも心安らかに眠れている事を深くお祈りいたします。

 

今回のこの事件は非常に深刻でデリケートな問題となっていまして、「原作漫画のメディアミックス化に際しての所謂“原作レイプ”や原作者サイドの意向の軽視」という昔からあった根深い問題に深く関わるものでもありますので、多くの業界人や著名人の方々にも衝撃は広まっており、今現在も大変多くの人が話題にしています。

しかし、そこでふと思ったのは原作者の自死という衝撃から来る悲しみを怒りの燃料に変換し、「日テレとドラマに関わった脚本家が全て悪い!」と一方的に決めつけ、憎悪の炎を当事者でも何でもない赤の他人が燃やしている事が理解できないんです。

ここだけ書くと「あいつは日テレと脚本家を擁護している!」と誤解を生みだしかねないので宣言しておきますが、僕は決して日テレと脚本家の方を擁護している訳ではありません。寧ろ原作者である芦原妃名子さんの意向を無視した脚本を作り上げて、そこから来る軋轢やトラブルの解決に努めなかった日テレには責任があると思いますし、自殺報道があった後に日テレが出したコメントは極めて事務的であり、まるで他人事の様に軽く捉えるコメント内容は原作者の作家性を非常に軽んじた最悪なコメント、及び対応だと思っています。

では何故上記の事を書いたのかというと、正義の鉄槌を下さんとまるでヒーロー気取りの人たちが正義という名のこん棒を片手に躊躇なく人を殴り、追い込もうとする様が人間の醜さを体現した非常に恐ろしいものだと思ったからなのです。

今回の事件自体は非常に居た堪れない事件として途轍もなく悲しいです。こんな事二度とあってはならない事だし、なぜ?どうしてそうなってしまったのか?芦原先生を救える人は居なかったのか?等の詳細な原因の究明と再発防止の為の策を練る事と作家さんの心を守る為のメンタルケアの強化は急務でもあります。

 

ですが…Xでのネット上の声を見るとよく目にするのは芦原先生の無念を祓さんと躍起になった人たちが日テレと脚本家個人に対する怒りをぶちまけ、燃やし尽くそうとする行き過ぎた批判と誹謗中傷の声…。

その中には芦原先生の無念を抱えた代弁者気取りの人だけでなく、以前から原作漫画の実写化に対して懐疑的だった漫画&アニメファンの不満も乗せてものを言う人もおり、それは個人的な価値観の範疇でしかないものだと思うのですが、今回の事件を機に溜まってた不満を爆発させんとしている人が居るのも印象的でした。

中にはこの事件に深く関わった日テレと脚本家個人を脅迫する発言まで書いている過激な人もいて、それを見た僕はネットという世界でタガが外れた人間の恐ろしさを知る事となり、そしてそんな危険な発言をする人が決して少なくない数がいるXというSNSに自分の籍がある事がとても怖くなり、その事を考えただけでも気持ち悪くなり、吐き気を催す程の不快感を感じました。

しかもどうしようもない事に、そういったショッキングな事件に関わるポストをX側がアルゴリズムでおすすめ表示してくるもんですから、このニュースに関する事を一切目にしないようにするのなんて不可能に近い状態でして、そういう人の心理にダメージを与えかねないポストを積極的に表示してくるXにはほとほと呆れ尽くしました。

事件自体は本当に悲しくて最悪なものです。この事は決して忘れてはならないと思います。しかし本当に怒って石を投げていいのは芦原先生の家族や身内といった芦原先生に関わった近親者や、芦原先生の作品のファンのみが怒りを発するべきであって、今回の事件となんら関係のない当事者でもない赤の他人がまるで芦原先生の身内のように振る舞って怒りをぶちまけるのは違うだろ?と思うんです。

もちろん公正な原因究明を測るために第三者機関を設けるのは必要です。しかしそうではないネットニュースを見ただけの人がこの事件の事に対して必要以上に言及するのは良くないと個人的には思うのです。もちろん憶測で物事を推察してあたかもそれが事実であるかのように決めつけて誰かを燃やすのなんて言語道断、でもそれを平気で出来てしまう人、言えてしまう人ってのは世の中にはいるんですよ…それも結構少なくないですし。

 

人間って本当に恐ろしいのは怒りや憎しみの感情に駆られた時ではなく、正義感に満ち溢れて気持ち良くなってしまってる時っていうのはよく言われる話でして、何かの事件やニュースが報じられた時、立場上の正義と悪、強者と弱者を第三者が勝手に決めつけては決めつけた弱者を守る為に強者を必要以上に叩き殴る。それが本当に当事者のためになってない事であるにも関わらず、正義感に酔って気持ちよくなった人間はその事の事実に気付く事もなく更に叩き続ける。過剰な叩きや誹謗中傷が、叩かれた人間にとって大きなダメージとなって人を追い込み、最悪取り返しのつかない行動に走らせてしまう。

いざ手遅れの事態が起きた時、やっと自分がしていた事の愚かさに気付いた正義マンは激しい後悔をするか、それでも気付かない救いようのない人は「なんで死んでしまったんだ…」と、まるで他人事のように呟く。自分達がしてきた必要以上の叩きや中傷がそれを見た多くの人の心を追い込み、自殺に走らせてしまったかもしれないのに。

 

憶測でしかないので先ほどの記述と矛盾しますが、今回の芦原先生の件に関しても先生が勇気をもってしたSNSでの告発が過剰に日テレと脚本家個人を叩く流れを誘発してしまい、自分の告発がこの流れを引き起こしてしまったかもしれない…。そう思い、心を痛めて自分の心を追い込んでしまった末にこの世を去る選択をしてしまったのだとしたら……

繊細な心を持つ一人の人間の尊い命が失われた事に本当に居た堪れない気持ちでしかありません……。

 

 

今回の事件を以って僕は本当にXを辞める決心が着きました。

およそ半年前からXを巡っては色んな騒動が起きていたし、二ホンバトとしてのSNS生活についても最近では楽しい事よりも苦しいと思う事の方が多かったのでいずれはこうなる運命だったのかもしれないし、ある意味仕方ないのかもしれないと思ってます。

でもせっかく僕を好いて繋がってくれていた皆さんにとっては知ったこっちゃない話だし、勝手に消えて迷惑でしかないですよね。本当にごめんなさい。

 

ずっと前々から思っていた事だったんですけど、僕ってやっぱりSNS向いてないと思うんですよね。人の言葉に対して過度に気にする部分もあるし、それが例え見ず知らずの他人の発した自分に向けられた事じゃない言葉であったとしても、その文面を見ただけで心が影響されて憂う事だってあるし。本来淡白に考えるべきSNS上での人との繋がりをやけに重く捉えてる部分もあるし、その考え方が原因で相手から見限られる事に対して必要以上にショックを受けちゃうし、とにかく人の言動や態度というものに自分の心が影響されてしまう事が多々あるから「SNSやらない方がいいんじゃないか?」とすら思う所が結構あったんですよね…

やるにしても必要以上の繋がりを持ってはいけないし、繋がった相手に対して必要以上の感情を持ってはいけない。無駄な思い入れの強さは自分の心を大きく傷付ける諸刃の刃にもなりえるし、常日頃から壁打ち感覚でやるのが丁度いい。

本来、そういう心持ちでいる事が快適なSNS生活を送るのに必要な事だと思うのですが、僕はどうしても人の言葉や行動を気にするし、人に対する思い入れを強く持ってしまう、そして最近こそそうなかったのですが、その場で気が合った時は簡単に人とも繋がってしまう、まさにSNS向きじゃないタイプの人間だってのがよく分かるかと思います。僕も最近になってようやく改めて気付く事になりました…(苦笑)

思えば僕は昔からSNSに向いてない人間だよなぁと思う出来事は多々ありました。それこそMiiverseをやっていた頃の自分なんか今以上に人の言葉に対して過剰に反応してたし、悪い意味で感情的にもなってたし、人とのトラブルなんて絶えませんでした。その当時は学生だったとはいえ、感情のコントロールが出来なかったことで暴走することもあり、繋がってくれた人に対して迷惑ばかり掛けている人間でした。

Miiverseのサービス終了と共にSNSの延長線上として始めたばかりのTwitterでも始めた初期の頃は自分の一時の感情で呟いた発言やネガティブに支配された思考のせいで相手から縁を切られる事なんか日常茶飯事、僕は決して万人に好かれないタイプの人間でした。

そのせいで僕は決して少なくない数の敵を作ってしまいました。界隈からも嫌われてそこを去った経験は何度もあります。きっと旧ハンドルネームの「LASTBOSS」の名を聞けば今でも恨めしいと思う人もいる事でしょう。それらは総じて周りの方に非があるのではなく、全て僕自身が招いた自業自得でしかないのです。

 

そんな僕も歳を重ねてあらゆる物事の経験をした事である程度の落ち着きが持てるようになり、少しずつ快適にSNSが出来るようになっていました。そのおかげで二ホンバト時代ではある程度の繋がりが増えて仲良くなった人も増えました。

でも……それでも僕は今でも時々SNSに対して悩まされたり一喜一憂してしまう事もあるし、なんなら自分から去る事で今でも人に迷惑を掛けてしまっています。こんな風にどんなに人と出会って仲良くなれたとしても自分から捨て去るかのように、まるで逃げるかのように勝手にいなくなって人様に迷惑を掛けてしまうようなら、自分はもうSNSなんかやらない方が良いし、下手に人と繋がって仲良くなんかならない方がお互いにとって良いのでは?って、思ってしまう事が最近多いんですよね……。

だからという訳ではないのですが、互いをフォローし合う事が決して重要ではないSNSであるBlue Skyがとても使い心地が良くて快適だし、逆に今のXは心の平穏を保つという意味では最悪なSNSになっている事は間違いないですね。

 

先ほども述べた通り、今のXには「フォロー中」と「おすすめ」というタイムラインの2つで構成されています。その中でも特におすすめというのが非常に厄介な存在でして、繋がってフォローしている人の傾向から似たようなタイプの人や、フォロワーが話している話題のジャンルからそのコミュニティに関連性の高い「他人のポスト」を表示してくるのですが、まぁ…本当にろくでもない人しか流れてこない。

鍵垢の方はゲームコミュニティでは害悪なゲハ関係の過激な話題を話す人がやたら流れてくるし、NB垢の方では炎上必至のセンセーショナルな書き方をした過激な主張でバズったポストが流れてくるしでどっちにしても最悪でした。しかもタチが悪い事に最初にXを起動した時やアカウントを切り替えた時のデフォルト表示がおすすめタイムラインだし、おすすめで表示されるポストはそのユーザーがこれまで閲覧したポストやトレンドから得たデータを基に構成されているそうなので、まるであたかも僕自身がそういうポストを見たいからそう表示されているって言われているみたいで非常に腹が立つんですよね…!

当然そんなクソみたいな今のXのアルゴリズムの仕様と人の言葉に影響されやすい僕との相性は最悪も最悪で、先述したセクシー田中さんの事件に関連したポストについてもみんなおすすめタイムラインが原因で視界に入る事になってしまいましたしね。

今のXの仕様で快適なSNS生活が送れるとは到底思えないし、寧ろ心苦しいと思うことが増えました。そんなXに不満を持っていた部分があったから早く辞めたいという思いはあったものの、情報収集の要としてXの存在がどうしても外せなかった事と、せっかくここで生まれた繋がりを自ら捨て去る事なんて…と、思ってはいたのですが、それもとうとう限界が来てしまいました。

 

改めてお伝えさせていただきます。

僕はXを完全に辞めました。

時が経ってから戻ってくる可能性もひっそりと再開する可能性もありません。

戻ってくるつもりは微塵もないです。

これからはBlue Skyをメインにひっそりとやっていこうと思ってます。Xで繋がっていた皆様におかれましてはあまりにも急で突発的な事をしてしまって大変申し訳ありませんでした。

皆さんとのせっかくの繋がりや縁を無下にする、二ホンバトというのはそんな酷い男です。そんな奴の事なんか忘れてもっと素敵な話が出来る素晴らしい人との縁を大事にしてあげてください。

 

皆さんにとって今後のSNS生活が幸多からん事を心より願います。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。

 

それでは…さようなら。

 

 

令和6年1月30日     二ホンバト