ポッポ屋日記

日記的なブログにしたいです

【報告】FFX歌舞伎千穐楽に行ってきました&FFX歌舞伎感想ブログ執筆中止のお知らせ

 

こんにちは、ニホンバトです。

先月の3月14日に人生で初めての歌舞伎体験となる新作歌舞伎「FINAL FANTASY X」の観劇を終えてから約1ヶ月が経とうとしていた4月12日の昨日、全35回に渡ってお送りされたFFX歌舞伎も千穐楽を迎える事が出来、昨日僕はその舞台へ二度目の鑑賞に行ってきました。

f:id:Gameslifeisff:20230413140225j:image最後のIHIステージアラウンド東京

正直言うと2回目の観劇でもまた感動をしてしまったと言いますか…千穐楽だったからこそより強く感動する事が出来たと言いますか…泣いても笑っても昨日の公演が最後の公演で、この先、生の舞台として観る事がもう叶わないかもしれない。そう思うとより切なさが増したのと共に、このFFX歌舞伎を観て感じた感動と思い出を深く胸に刻みこもう…と僕の脳裏に強く焼き付いたのかもしれません。

 

そして僕は先月のFFX歌舞伎の1回目の鑑賞後にこのFFX歌舞伎の良さを多くの人に伝えたい!と思い、感想記事をブログで書いていたのですが、詳細内容をほぼフルで書いてしまったが故にとんでもない字数の長文になってしまい、前・中・後の3回に分けて書くつもりでいたのですが、時が経てば経つほどFFX歌舞伎の内容に対する記憶もだんだん薄れてきてしまい、曖昧な記憶になりつつあったのといつまで経っても書き終わらない事の絶望から少しの間執筆から離れ、歌舞伎内容の再確認も兼ねてこの歌舞伎公演の二度目の鑑賞をしたのですが、この二度目の観劇を経て僕はとある確信をしました。

 

このFFX歌舞伎の良さを伝えるには素人の僕が書いた拙い活字じゃダメだ。実際に観てもらった方が手っ取り早い!」…と

 

このFFX歌舞伎はこれまで多くのメディアから感想レポートが既に出ており、著名な有名人や業界関係者からも絶賛され、ブログやラジオ等様々な形でその魅力が伝えられています。

ただどれだけ多くの人から素晴らしかったという感想を伝えられたとしても、FFX歌舞伎をまだ見た事がない人にその魅力の全てを伝え切る事が出来るのか?と言われれば決してそうとは言いきれず、実際に観てもらわないと分からない魅力というものがFFX歌舞伎には多く詰まっています。

ちょうど一昨日から今年の10月末まで有料映像配信での放送が決まった事ですし、これまで地方住みで観に行けなかった人や観劇料金に対するハードルの高さなどで手が出せなかった人も一気に観れるチャンスが出来た事ですし!これを機にみんなFFX歌舞伎観て!!!…と、僕は声を大にして言いたいと思います(笑)

FFが大好きで、FFXが特に好きなんだけど歌舞伎は観た事ないから心配…とか、FFと歌舞伎ってどうなの?って思ってる人、安心してください。そういう懸念を抱いている人ほど特に観てください!!!!!このFFX歌舞伎を観ればこの歌舞伎を企画した尾上菊之助さんがどれだけFFX愛に溢れている人なのか、そしてこのFFX歌舞伎に携わる全ての人達がどれだけこのFFX歌舞伎という演目に対して真剣なのかがひしひしと伝わる事は間違いないですし、きっとFFのファンであればあるほどその予想以上の出来の高さに大満足できる事は間違いないと思います!!!これは長年FFファンとして生き続けた僕もまた大満足できた者の1人なのでめちゃくちゃ推奨したいと思います😂

という訳で僕が昨日まで書いていたFFX歌舞伎の感想ブログは執筆中止とさせていただきます。前編を出した時に「続きを待ってます!」と言ってくださった方々にはとても申し訳ないです。ですが、僕の拙い文章でその内容を伝えるよりも本当に1回観てもらった方がその魅力が十分伝わると思うので、マジでどんな形でもいいので観てください。

もちろん生で観るのと映像配信で見るのとでは感じ方が違う所もあるとは思うのですが、活字による感想レポートだったらすでに多くのメディアがプレビューを出している事ですし、僕みたいな一個人のブログでその魅力を伝えられる事はほぼないと思いますので…(笑)

 

軽めの感想をちょっと

とはいえ、せっかくなので千穐楽ならではのスペシャルな変化についてを中心に昨日の千穐楽鑑賞の感想を述べさせて頂こうと思います。

前編と後編で起きたスペシャルな変化についてはざっとこんな感じです

前編

  • オオアカ屋の前説で通販への言及
  • シーモアVSアーロンのいつもより激しい取っ組み合い
  • リュックの回復アイテムの最終進化&アドリブセリフ

後編

前編と後編の冒頭では中村萬太郎さん扮するオオアカ屋の前説が千穐楽ならではのスペシャルなものに変化していました!3月に行った1回目では前編が分かりやすい歌舞伎講座に後編ではパンフレットが3000ギル(円)でございますという宣伝をしていたのですが、今回の千穐楽では前編でグッズの通販について言及して笑いを起こしていたり、後編では千穐楽直前に発表された映像配信についての事で言及したりと、歌舞伎や演劇というものが公演期間中に進化し、変化するものという事を冒頭から実感した所でありましたねぇ。

また、後編の第六幕・第七幕・第八幕に入る時の前説ではこのステアラ東京という会場、舞台装置、演出、照明効果、巨大スクリーン、ありとあらゆる演出を使って描かれるこの生のFFX歌舞伎、それが"日本で"披露されるのも「最後かもしれないだろ」…と、ティーダの名セリフをもじって披露していた事で和やかな雰囲気にさせられたのと同時にサラッと「日本で」という言葉を言っていたので「もしかして世界でも公演するのかな…?」という淡い期待感を抱いてしまいました(笑)

元々、菊之助さんに対するメディアインタビューなどでは「このFFX歌舞伎を世界でも披露したいですね」と言っていたので、もしかしたら海外公演、世界巡業も夢では無いのかも?と思ってしまいました(笑) 日本が世界に誇るFINAL FANTASYという作品を題材にしている上に外国人からも人気の日本の伝統文化である歌舞伎を融合させる訳ですから日本好き&FF好きの外国人にしてみたら夢のようなコラボとも言えるのかもしれません(笑)

FFX歌舞伎の舞台公演中にはTwitterFFX歌舞伎公式アカウントが英語で公演情報を呟いてるツイートもありましたし、外国人向けにインバウンドチケットの発売を決定したり、映像配信が決まったものでは海外向けに英語字幕を付けたバージョンを準備していたりと、このFFX歌舞伎が日本だけでなく、世界に向けて発信されるようになったので世界中がこのFFX歌舞伎に注目し、いつしかそれで何かしらの賞を取ってもおかしくないかもしれませんね(笑)

 

そして前編のクライマックスとも言えるメンバー全員VSシーモアのバトルではそれぞれの持ち味を生かした激しいバトルが繰り広げられるのですが、特にアーロンVSシーモアのバトルがまぁ熱くて熱くて!お互いに力強い立ち廻りを披露しながら雄叫びを上げる所が見所となっているのですが、今回の千穐楽スペシャルではこの激しい取っ組み合いが更に熱く激しいものになっておりまして!戦闘中にお互いの腕肘と腕肘が絡み合い、「うおおぉぉぉぉ!!!!!」と眼前で睨みと叫びを披露しており、「アーロォォォォォォン!!!」シーモアァァァァァァァァァ!!!!!」と、互いの名前を叫びながら激しく熱いぶつかり合いをしているのに観ていた僕としても思わず胸が滾り、手に汗握る熱い戦いとなっていたのにもうそれはそれは最高潮の熱量を感じました!!!

これもまた中村獅童さんと尾上松也さんという親友同士だからこそ出来るアドリブだと考えていて、今回の千穐楽の為にこんな熱い演技を披露してくれるとは思わなかったので本当に感動で胸がいっぱいでした…!😭

 

そしてティーダ以外の全員がダウンしてしまうのをリュックが回復アイテムで回復させるシーン、実は公演の初期と終盤では回復アイテムがだんだん変化しておりまして、メディアレポが出た公演初期の頃はポーション、僕が1回目に観た3月14日時点ではハイポーションに進化していたのですが、千穐楽の昨日はとうとう「ラストエリクサー」に進化していました(笑)

オマケにリュックの天真爛漫なキャラクター性を完全に理解していた上村吉太朗さんはアドリブで「ワッカはちょっとだけ」というセリフを追加で発していたのには思わず笑ってしまいました(笑)

それと僕が千穐楽で観た席はS席の中でかなり後方の席になっていたのですが、1回目に観たSS席の前から2列目では全く見えなかった映像によるエフェクト演出が千穐楽の後方席ではとても良く見えましてシーモアの魔法による攻撃エフェクトやリュックの回復エフェクト、召喚獣による攻撃やベベルの結婚式突入時のレールグラインドの映像がとてもよく見えていたので後方席でもかなり満足度が高かったです!

前方席で観るメリットはやはり歌舞伎俳優さん達の生の演技を間近で観れる事が最大の魅力でもあるのですが、後方席では8mの巨大スクリーンによる映像演出がとてもよく見えるのがメリットとも言えるのでどっちにしてもその席ならではのメリットがあって損はさせない素晴らしい公平性だなと思いました。もちろんこの日の僕はオペラグラスを持ってきていたので演者さんの表情を見たい時などにはとてもよくお世話になりました🙇‍♂️

 

そして後編では聖都ベベル宮での結婚式のシーン、ティーダ達の助けも虚しくユウナはシーモアに初キスを奪われてしまうのですが、1回目に鑑賞をした時は顔を近づけるのは1回程度で静かに収まっていたのに対し、千穐楽の昨日はなんと松也さんが3回もユウナの米吉さんに対して顔をグイッと近付け、本当に触れてしまうのでは?と思わせられるほどの近過ぎる距離感で顔を近付けており、米吉さんが本気で嫌がって松也さんを突き飛ばしていました(笑笑)

後方席の僕から見たら完全にくっ付いており、上手席から観た方から見てもガチでキスしてるようにしか見えなかったらしいので真相は定かでは無いですが、最後だからという事で松也さんがかなりはっちゃけてサービスしまくったんじゃないか?と思ってしまいました(笑)

 

そしてユウナレスカと戦いが終わった後のティーダとアーロンの会話で、アーロンが10年前に亡くなり、亡くなった後も死人(しびと)としてスピラの現世に生き続けた理由、そして父親であるジェクトがいなくなってから寂しい思いをしていた幼少期のティーダをずっと傍で見守っていた理由をティーダに問われた時に「すまん、こういうのはな、言葉では上手く伝えきれないのさ」というセリフをアーロンが発するのですが、千穐楽のこの時はすまんの部分が「ごめん」と、違うセリフになっており、なかなか次のセリフを言い出せない沈黙の時間が続いておりました

この時の僕は「あれ?もしかしてセリフ飛んじゃった…?」と一瞬ヒヤッとしていたのですが、その後獅童さんが鼻をすすり、涙ぐみながらセリフを発していたのを聞いて瞬時に千穐楽という最後の舞台で感極まった獅童さんが涙で言葉を詰まらせながらセリフを発していた」という事に気付いた僕はこの時の獅童さんはアーロンという役柄に成り切るだけでなく、中村獅童さん個人として、このFFX歌舞伎に対する想いの強さ、自分をFFX歌舞伎という大舞台に参戦させてくれた尾上菊之助さんに対する想いが強く滲み出ていたんだろうなぁ…と、この時の僕はそう解釈していました。

おかげでその場にいた観客は貰い涙をしていましたが、その後に「守ってくれてありがとう」と言葉を発するティーダも、その後の飛空挺のシーンで言葉を発するシドも釣られて涙ぐみながらセリフを言っていたのを聞いて、みんなそれぞれがこの千穐楽に対する強い想いというものを持ってこの舞台に臨んでいたんだなってのがとてもよく分かる結果となりました。

舞台演劇というものは公演期間中にブラッシュアップされる事で進化し、変化するものというのはよく聞く話ではあるのですが、今回のFFX歌舞伎の千穐楽ではよりスペシャルな進化をしていたのが本当に舞台上でもよく現れていて、僕はこの千穐楽の日に2回目の鑑賞を無理してでも行って良かった…と、そう思っています。

 

そしてスペシャルな変化ではないのですが後編クライマックスで披露される召喚獣の華麗なる舞と毛振りのシーンについて言及させて頂こうと思います!!!

エボン=ジュとの戦いをしていく上でユウナがこれまで心を通わせた召喚獣を全て呼び出し、エボン=ジュに支配された闇を浄化する最後の大立ち廻りが披露されたのですが、ここはもう歌舞伎のめちゃくちゃ良い所をこれでもか!!!と濃縮した素晴らしいシーンになっておりまして、初めて鑑賞した1回目の時はそのあまりの素晴らしさに驚嘆していたのですが、2回目であっても迫力を感じる素晴らしいシーンとなっており、このシーンのためだけに後編を観る価値があると思います。

ユウナが召喚した召喚獣としてヴァルファーレ、イフリート、イクシオン、シヴァ、バハムートとそしてヨウジンボウが出てくるのですが、それぞれの召喚獣の衣装がまぁめちゃくちゃ凝っておりまして!

例えばヴァルファーレの衣装の着物にはヴァルファーレの特徴でもある赤、青、緑の三本筋の線が刺繍されておりまして、風を操る召喚獣としての威勢の良さが現れておりました。

イフリートは炎を操る獣の魔神という事もあり、緑ベースに黒の羽織と金の卍模様がある衣装を着ており、イフリートの特徴でもある焔のトサカが茶色い髪の中に一つだけ飛び出していた事が特徴で、舞では義太夫さんの小節に合わせて地面に這いつくばりながらグルグル廻る力強い舞が披露されました!

イクシオンは白をベースに黄色がかったグラデーションのある髪にイクシオンの特徴である角が額に小さく出ているのが可愛らしい反面、長唄義太夫に合わせた舞ではけたたましい躍動感ある動きで原作のイクシオンらしさを表しており、またこの場面ではリュックが雷音にビビって耳を塞ぐというリュックの雷嫌いをここで表しており、雷平原のシーンがカットされていただけに「ここでそう来るのか!」と驚かされましたね!

シヴァはまるで雪女を彷彿とさせる女方の衣装となっており、白い着物には雪の結晶模様が刺繍されており、ダイヤモンドダストを披露する時の舞台演出効果がこれでもか!と披露されている事で後方席からの迫力が凄かったです!

そして原作では隠し召喚獣であったヨウジンボウがまさかの出演!ですが歌舞伎である以上絶対出したかっただろうなぁというのがよく分かります!(笑)

ヨウジンボウの特徴である三度笠の菅笠に大きな太刀、そして着物の衣装の足元には可愛いダイゴロウが刺繍されており、恐らく召喚獣の衣装の中で一番こだわりの強いものになっているんじゃないでしょうか!そして何よりヨウジンボウの特徴と言えばやはりお金で、義太夫さんが「す〜き〜なぁ〜こ〜と〜ば〜はぁ〜……心付けぇぇぇ!!!」という義太夫の語りと共にヨウジンボウが右手をお金のハンドサインを披露していたのには笑ってしまいました(笑) やっぱり金だよね金

そして最後はバハムート!バハムートは原作でも黒っぽいのが特徴だったので紫を下地ベースにした黒い羽織に金の車輪模様が付き、髪色も黒と紫が入り交じった見事な再現性がありました!バハムートが戦う相手としてティーダと戦っていたのもまたバハムートの祈り子とティーダの関係性の事も相まってとても良かったですね…!

そしてそんな全6体の召喚獣一人一人の舞が披露された後は長い長髪を活かした毛振りが披露されました!!!この毛振りがまぁ激しい動きで迫力がありまして!中央の奥ではヨウジンボウが太刀を天に掲げ、他の5体が毛振りを披露したのですが、その力強い首の振り方に僕は圧倒されて酷く興奮しまして、これこそまさにThe 歌舞伎!と言える最大の特徴をここで披露したのは流石と言えるところでしたね!

全6体の召喚獣との舞による戦いを終えた後、召喚獣達とティーダ達は義太夫さんの発する詞章に合わせた当て振りを披露しましド派手な三味線の力強い生音が響く長唄義太夫が語る詞章、そしてそれに合わせて舞う最後の当て振りでは客席も回転して移動しながら披露されており、ここはもう歌舞伎らしさを全開にしたフルスロットルな所で、原作ではエボン=ジュを引きずり出す為に戦っていた召喚獣戦をこのような舞の形として披露していたのには初見ではめちゃくちゃ驚きましたし、正直前後通しの中では一番テンションがぶち上がるシーンでもありました(笑)

後編はまさにこの召喚獣戦が1番の見所とも言えます!同じ事を言ってしまいますが、これを見るだけでも後編を見る価値は存分にあると思うんですよね…!!!

 

そして召喚獣戦を終えた後のエンディング、ユウナが最後に「いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから……思い出してください」という名セリフと共に幕が閉じられたこの時、1回目の鑑賞ではそのまま拍手で終えていたのが千穐楽の昨日は周囲の人たちが次々と席から立ち上がりスタンディングオベーションの状態となりました…!

これは千穐楽ならではの観客からの粋な感謝だと思っていて、本当に素晴らしいものを見せてもらった時には誰しもが立ち上がりたくなるものがあるんだと思いますが、千穐楽で超満員となった客席の人全員が立ち上がった時には同じ観客でありながら感慨深い何かを僕は感じましたね…!

そしてFFX歌舞伎中盤から解禁された最後のカーテンコール撮影が始まりました!!!

カーテンコール撮影は中盤から解禁されたファンサービスになっており、普通だったら撮影禁止となっているものを敢えて撮影してもらい、ハッシュタグをつけてSNSに拡散してもらう事でFFX歌舞伎を大きな話題にしてもらおうと考えたものになっていて、正直このSNS時代でもある現代ではとても上手い話題作りの作戦だと思いましたね!

そもそもこういったコンサートや演劇のようなイベントというのは行ったその人たちの間でしか話題にする事が出来ず、なかなか触れる機会が無い事で参加の間口が広げにくいのが難点でもあるのですが、こうやってハッシュタグを付けて大きな話題にしてもらう事で多くの人の目に触れてこのFFX歌舞伎という舞台そのものに興味を持ってもらい、観て貰える可能性のチャンスを生み出す。これまでもFFX歌舞伎では公式プレビューやメディアインタビューなどの宣伝をしてきた部分もありましたが、何より若手歌舞伎俳優を初めとした出演者の方々がありとあらゆるSNSを使って舞台裏の楽しそうなオフショットを披露したり、コメディチックなツイートをしたりで、様々な人の興味を引いてきた事が功を奏した積み重ねの結果なのかなとも思ってます!

おかげで千穐楽の昨日は全席ほぼ満員の満員御礼となっておりまして、こうやって口コミや確かな評判の高さで多くの人に愛された新作歌舞伎FFXは素晴らしい出来になっていたと思います。

というわけでここからはほんの一部になりますがカーテンコール写真のいくつかを貼り付けていきたいと思います!!!せっかくなので3月14日に撮ったものと千穐楽の日に撮ったもの両方を貼り付けていきます(笑)

 

3月14日カテコ写真

3月14日に行った時の座席はSS席の中でも特に当たり席とも言える前から2番目の真ん中エリアの端に近い席で、カーテンコールを撮るのには非常に撮りやすい素晴らしい位置でした。故に役者さん達の美しいご尊顔を撮りまくれたのは嬉しかったですね…!

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f:id:Gameslifeisff:20230413173957j:imageユウナレスカを演じた芝のぶさんはティーダ母の格好になってモーグリのぬいぐるみを持ってました🧸
f:id:Gameslifeisff:20230413173952j:image萬太郎さんのオオアカ屋の背中にもつ背負子には #FFX歌舞伎 の字が(笑)
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f:id:Gameslifeisff:20230413173901j:image松也さんが前に駆け出し、美しい姿を見せてくれました✨
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f:id:Gameslifeisff:20230413174003j:image実はこの後ろで駆け出した彦三郎さんは獅童さんをぶっ飛ばしに駆け出したそうですww
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f:id:Gameslifeisff:20230413174028j:imageジェクトパパが子ティーダを持ち上げるという微笑ましい光景☺️
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f:id:Gameslifeisff:20230413173857j:imageそして終盤いきなりワッカとシーモアがオオアカ屋を持ち上げるというなかなかにカオスな光景がwwでもこの瞬間を綺麗に撮れて僕はめっちゃ幸せでした😂
f:id:Gameslifeisff:20230413174018j:imageひっそりとティーダが再びユウナを後ろから抱きしめるという尊すぎる光景が!!!
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このカーテンコール撮影、1分間という短い時間の中で様々な役者さんたちが色んな動きをしてくれるので正直カメラが1台だけじゃ全然足りないです(笑)

撮られ慣れしてるからというのもあるかもしれませんが、写真映えする様々な動きやポーズを取ってくれるので人それぞれの中で素晴らしいものが撮れたんじゃないかと思います☺️

 

4月12日(千穐楽)カテコ写真

実はこのカテコ写真撮影も後半になって以降は何と演者さん達が舞台から降りて客席通路まで近付いてくれる事になったみたいで!これはめちゃくちゃに良いサービスだと思いましたね!!!

僕の予想で言いますが、おそらくこれもまた末席の人でも満足させられる演出を提供する事をモットーにしている金谷さんのアドバイスがあったのかな…?なんて思ってたりもしています。

僕が行った時点では演者さんが舞台から降りて来ない事で前の席の人にはとても良い部分はありますが、正直S席以下の人達には綺麗な写真が撮れない不公平感のあるものになってしまってると思いました。そこで、一部の演者さんが舞台から降りて通路まで来る事によって後ろの人達にも激写チャンスを与えようという、とことん全席の人にまで行き届いたサービスの良さがあるなぁと思わされましたね!

というわけで僕が千穐楽で座った席はS席の中でもかなり後ろの方だったのですが、それでも何とか頑張って撮ったものをどうぞ(笑)f:id:Gameslifeisff:20230413180546j:image
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今回のラストカーテンコールは主役級のメンバー全員だけでなく、召喚獣一同に町民、シェリンダ、そしてトワメルとありとあらゆるキャラクターが勢揃い!撮影時間もかなり長めの豪華なカーテンコールとなったのですがまぁ写真がひっどい!(笑)

せっかく松也さんや獅童さん、シェリンダの上村さん等も近付いてくれたのにブレッブレで酷いものばかり(笑) ハッシュタグFFX歌舞伎写真下手くそ選手権」で上位に食い込めそうなぐらい酷いものばかりでした(笑)

とはいえ写真撮影とか関係なく、末席であっても演者さん達が近くに来てくれるそれだけでも嬉しいもんでありますし、僕も思わず「わあぁぁぁ!!!」と変な奇声をあげてしまいました(笑)

 

そしてカテコ写真撮影タイムも終わり、スクリーンの幕が閉じられた…かと思いきやもう一度幕が開かれ、出演者全員がこの会場に来たお客さん全員にお辞儀をしていました。

その時客席は全員再び一斉にスタンディングオベーション。会場からは惜しみない拍手の音がそこら中に響き渡りました…

これはFFX歌舞伎という夢と理想が詰まった幻想的で美しい冒険物語を披露し、1ヶ月半近くの間走り続けくれた尾上菊之助さんを初めとした演者の皆さんに対する賛辞だけでなく、このFFX歌舞伎の制作に携わる全てのスタッフやクリエイターの方々に対する感謝の意を示す拍手だった…と、この時この会場にいた僕はそう感じる事が出来ました。

素晴らしい作品を世に送り届けてくれた全ての演者の皆さん、スタッフの皆さんには改めて心の底から感謝の意を示そうと思います。

本当に本当にありがとうございました。

 

FFX歌舞伎を2回観終わって思う事

3月4日のスタートから始まり、全35回に渡って多くの人に夢物語を見せてくれた新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX

正直な事を言うと最初はどうなる事かと全く予想がつきませんでした。FFXの世界観と歌舞伎は確かに親和性が高そうではあるものの、昔から2次元作品の実写化に対しては忌避を持って嫌われ続けてきた歴史があるものですから、正直期待していなかった人も少なくはなかったでしょう。

しかし蓋を開けてみればFFXという原作に対する心の底からのリスペクトがそこにあり、その世界観を大事にしつつも、歌舞伎らしさを全く失わないまさに「完全なる融合」がそこにはあり原作ファンも歌舞伎ファンも両方大満足させるという非常に稀有な作品が出来上がりました。

それはもとよりこのファイナルファンタジーXという作品が大好きである菊之助さんの愛に溢れた情熱があった事、そしてそれを歌舞伎化する上でどうすれば観客の人たちに満足してもらえる舞台を作れるか悩み抜いて考えた演者さんやスタッフがいた事、そしてそれの実現のために多くの企業や関係者からの協力があった事、それらが1つでも欠けていたらこのFFX歌舞伎はここまでの大成功には至らなかったでしょう。

そしてこの作品は「FFが大好きなファンと歌舞伎が大好きなファンの架け橋にもなった作品」だと思っています。

歌舞伎の題材に世界的にも人気があって多くのファンがいるFFXを選んだ事で多くの人の関心を引いた事、それによって歌舞伎の世界に初めて飛び込む事が出来た人も多く増えたのは確かであり、ここから本格的な古典歌舞伎に触れる人も出てきているんだそうです。

また、原作のFFXを知らない歌舞伎ファンの方もこの作品に対する造詣を深める為に原作のFFXを購入してプレイするという素晴らしい相乗効果が出ており、このFFX歌舞伎が残した功績は素晴らしいものがあったと思ってます

実際、僕も1回目に行った時に、自分の右隣に座っていた原作のFFXを知らない歌舞伎ファン歴ウン十年の大ベテランおばあちゃんとその場で交流をする事が出来ましたし千穐楽の時でも並んでいる時に前にいたおそらく知り合いではない他人同士の歌舞伎ファンとFFファンの女性たちが同じFFX歌舞伎の事で意気投合して和気あいあいと話し合っていたのが凄く建設的な異文化交流ができていると感じられて、最高に微笑ましい何かを感じる事が出来ました。

このFFX歌舞伎が披露される前までの歌舞伎界は近年、コロナ禍の事もあって歌舞伎を観に来る人が激減してしまい、苦境に立たされていた現状があったようです。そんな中で若い人にも歌舞伎に興味を持ってもらい、また歌舞伎自体の伝統は踏襲しつつも新たな可能性を導き出そうと模索する。その代表とも言えるのが近年話題になる新作歌舞伎や超歌舞伎であり、今回のFFX歌舞伎もまた歌舞伎という伝統芸能の様式美を踏襲はしつつも、原作のFFXの世界を尊重するという絶妙なバランスによって生まれた奇跡的な作品であり、この作品の成功によってこれからの歌舞伎界は更なる大きな盛り上がりを見せてくれるんじゃないでしょうか?僕もまたこれをきっかけに古典歌舞伎の方にも興味が湧きました!

いつの日か歌舞伎座の方にでも行って古典歌舞伎を何か一つ鑑賞しに行きたいと思ってます☺️

 

FFX歌舞伎が終演を迎えた事で舞台として使われたIHIステージアラウンド東京はこれで舞台劇場としての役目を終える事になり、この建物は壊され跡形も無くなってしまうんだそうです

つまりこの日本で唯一だった360度の回転劇場は無くなる事になり、仮にFFX歌舞伎の再演を望んだとしてもそれが実現できる可能性は限りなく低くなってしまいます。何故ならFFXのストーリーを余すことなく圧縮して合計7時間の通し狂言に収まっているのはステアラ東京ならではの回転劇場のシステムを使い、場面転換によって起きる時間ロスを短縮する事に成功していて、それがあるからこそ、この長丁場の舞台を実現出来ている部分がとてつもなく大きいからです

ステアラ東京が無くなってしまうという事はすなわちこのFFX歌舞伎を生の舞台で観る事が今後出来なくなってしまうという事、だからこそ観客の多くはこのFFX歌舞伎の円盤化とサントラの発売を望んでいるんだと思われます。

しかし、FFX歌舞伎自体は終わりを迎えましたが歌舞伎役者さんの人たちの活躍はこれからもまだまだ続きます。これからはそれぞれがそれぞれの舞台で板の上に立ち、多くの歌舞伎ファンの人を虜にする事でしょう。また題材となったファイナルファンタジー自体も生誕35周年を迎え、今年の6月には最新作であるファイナルファンタジーⅩⅥが発売されるというのもあって大きな盛り上がりを見せる事かと思われます。

 

FFと歌舞伎の融合、それはまさに夢のような体験をもたらす素晴らしい夢物語が出来上がった

僕はそう思っています。改めてこの新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」の制作に携わってくれた全ての演者、スタッフの皆さん!題材に使われるFFXの使用許諾を出してくれたスクウェア・エニックス様、そしてIHIステージアラウンド東京を舞台として貸し出し、FFX歌舞伎の実現に協力するために多大なる協賛をしてくれた木下グループを始めとした多くの協賛グループ様、全ての人達に感謝を申し上げます!

本当に本当にありがとうございました!!!!!

 

それでは皆様!ごきげんよう!!!

 

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f:id:Gameslifeisff:20230413193341j:imageさらば…トヨスピラ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完全に蛇足な余談

FFX歌舞伎はその評判の高さも相まって多くの著名人や業界関係者の人も観劇に訪れていまして、当然スクエニ関係の人たちも観に来ていたのですが、その中にはFFXの原作で声優を務めたティーダ役の森田成一さんを初めとして、ジェクトの天田益男さん、キマリ役の長克巳さん、ルールー役の夏樹リオさん、シェリンダ役の長沢美樹さん、ワッカ役の中井和哉さん、シド役の坂口候一さん…と、数々の声優さんが観劇に来ており、他にも植松伸夫さん、声優の宮野真守さん、芸人のサンシャイン池崎さんやココリコの田中直樹さん、そして獅童さんからずっと誘われていた香取慎吾さんもやってきたりとめちゃくちゃビッグな人も訪れていたのですが…

千穐楽のこの日はなんとドット絵クリエイターの渋谷員子さん、コンポーザーの谷岡久美さん、下村陽子さん、東新宿サンラサー(カレー屋さん)の店主…と、そうそうたる顔ぶれがこのFFX歌舞伎に観劇に来ていたそうで、その様子は渋谷さんのTwitterからも見て取れたんですけど、実はその超豪華メンバーの方々をたまたま偶然間近で目撃していたんですよね…(笑)

それは観劇終了後にS席、SS席限定チケット特典を受け取る為の行列に並んでいる時、横から下村陽子さん似の女性が「どうする?(特典グッズ)受け取らないなら並ばないけど?」とおそらく渋谷さん達に言っており、その声を聞いた僕は「なんかどっかで聞いた事ある声だな…」と思い後ろを振り向いてその方の姿を見ていました。

その後ポスターを受け取った後にトイレに行くために階段を上がったあと、チラッと振り返ったんですけど、やっぱりどう見てもあれは下村陽子さんで「本物…?」と一瞬疑いはしたんですけど「いやあれは下村陽子さん似の女性だろう。本物なわけないよな」と思い。そのままトイレに行ってステアラを後にしたのですが、数十分後あれは本物の下村陽子さんだった事が判明()

まさかのご本人とのニアミスにえええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!?!!?!?と、めちゃくちゃ大衝撃を受けました(笑)(笑)

それが分かった途端、一気に手汗が出てきてテンションがおかしくなってしまい、大興奮を隠しきれませんでした(笑) だって偉大なるFFの音楽と素晴らしいドット絵を作ったクリエイターの神様なんですよ???そんな人達と一緒の舞台空間にいただけでなく、その人たちのご尊顔をたまたま拝見できていたなんて!!!!!

もう…もうほんとにあまりの衝撃的な事実に僕は酷く興奮してしまいました(笑)

どうやらこの日、渋谷さん達の存在に気付いた何人かのFFファンの人に声をかけられたそうなんですがめちゃくちゃ羨ましいと思いましたね。あ、いやでも僕の場合はあまりにも神様的な存在過ぎるので声をかけるのもおこがましいと思って声掛けるのなんて無理だったかもしれません(笑)

仮に話しかける事ができたとしてもきっと緊張しすぎて何も言えなかったと思います(笑)

 

でもひとつ言える事はあの舞台空間の中で一緒に素晴らしいFFX歌舞伎の千穐楽を見届ける事が出来た、それだけでも本当に良かったと思います☺️

いつかまたどこかで巡り会える機会があったら良いなぁ…なんて思ったりしたんですが、この場でたまたま偶然目撃できただけでも運が良かったと思わないといけませんね(笑)

 

以上、蛇足な余談でした🙏