いやいやいやいや…買っちゃいましたよ…遂に！
PS5対応の拡張ストレージであるM.2 SSD(2TB)を！！！🤩🤩🤩
この間から始まったAmazonのブラックフライデーセールで日用品から食品、中にはマニアックものまで様々な商品が割引セールされているのですが、当然ゲームに関する商品もセールがされていて、ゲームソフトに周辺機器、便利グッズ、ゲーミングチェア等様々なゲーム関連商品が割引されている中で、ゲーム機に使う拡張ストレージも割引の対象に入っていて、その中にはPS5で使えるM.2 SSDも入っていたんですよね。
今回買ったのはゲームのストレージ製品の中では信頼と安定、そして安さが売りのSAMSUNG製M.2 SSD「SAMSUNG SSD 980 PRO with Heatsink」の2TBモデルを購入しました。名称の最後にHeatsinkと付いているように、このSSDはヒートシンク付きのSSDとなっており、PS5に取り付けるM.2 SSD拡張ストレージの適合条件として「M.2 SSDに放熱対策が施されたヒートシンクが付いている事あるいは後から取り付ける事」が絶対条件で、このSSDは最初からヒートシンクが付いている一体型モデルとなっており、PS5のM.2 SSDの取付口にそのまま挿入して取り付けるだけで使える便利なモデルとなっています。
ヒートシンク付きモデルでありながら現状のM.2 SSDの中では最大容量を誇る2TBのこのSAMSUNG製M.2 SSD…通常価格ですと値上げ前のPS5(ディスクドライブ付き)が買えてしまうレベルの値段となっているのですが、ブラックフライデーセールのおかげでほぼ半額の29,980円で買えてしまうこのお得さ…まさに破格の値段！そう感じた僕は現在節約中の身である事に一瞬大きく悩ませながらも、「いずれ買わなきゃいけないものだったし！」という事で即ポチりました(笑)
と言いますのも、去年の3月末にPS5を買ってから約1年半以上の時が過ぎ、それほど多くのPS5ゲームをプレイしていない僕ですらいよいよPS5本体の内蔵ストレージの容量逼迫問題が差し迫ってきていたからなんですよね…
Switch勢には信じられないかもしれませんが、PSのゲームソフトの容量は1本辺り数十GB〜100GB以上になるのが当たり前の世界なので数百GBのストレージ容量だと全然足りないのです。
本体内蔵のSSDストレージ容量は700GBも無いというPSのゲームを保存するストレージとしては若干心許ない容量しかない事に対してある程度の懸念はしていたのですが、案の定その時が来てしまったか…という感じなんですよね。
オマケにこの本体内蔵ストレージはPS5のソフトだけでなく、セーブデータやスクショ＆キャプチャー動画を保存するためのストレージとしても使われるので、頻繁にキャプチャー動画を保存する人はすぐ容量がパンパンになってしまうのは避けようが無くて、僕もある程度の15分動画が溜まって容量が無くなってきたらトロフィーを獲得した瞬間の30秒動画だけを残してあとのキャプチャー動画は余程気に入った！と思うもの以外は全て消すというジリ貧スタイルで賄ってきた部分がありました。*1
とはいえ、今後も多くのPS5ソフトを購入してプレイする事を考えた時、この本体ストレージの容量逼迫問題が顕著になるのは時間の問題で、直近でも来月の12月にはCCFF7R、1月にForspoken、そして夏にはFF16が最低でも控えているという事を考えた時、PS5ソフトの保存に最も適したM.2 SSD拡張ストレージを買うのは急務であり、そして今こそがそれを最も安く買う事ができる千載一遇のチャンスなのでは！？と思い、買う事を決意しました。
そもそも何故拡張ストレージがM.2 SSDである必要があるのか？
技術的な事について詳しく説明するのは苦手なのでざっくり説明しますと、僕の過去のゲーム感想記事でも何度かお伝えしている通り、PS5が数多く持っている魅力の内、他の現世代機には無いPS5だけの突出した魅力として「PS5ゲームのロード時間の圧倒的な速さ」というものがあります。
一昔前からゲームではプレイしている最中で度々挟まれるロード時間の長さがだんだん顕著になってきています。例えば街からフィールドへ、フィールドから街へ入る時、あるいは街の中の民家に入る時に挟まれる次のゲームデータを読み込むためのロード時間…
オープンワールドを採用しているゲームでは必ず採用される便利要素のひとつとしてあるファストトラベルも移動先のゲームデータを読み込むために長い長いロード時間が挟まれることになってしまう。
次の場面展開に入る時にコントローラーで操作ができるようになるまでの間、「待ち」という時間が必要になってしまう。待てど暮らせど新しい画面が表示されず、「NOW LOADING」と表示され続けるだけでいつまで経っても操作ができないままでいたらユーザーは「まだかなぁ…」と思い、次第にイライラもしてくる事でしょう。そんな待ち時間を飽きさせない対策としてロード時間中に挟まれるTIPSで時間を潰させる対策も施されていますが、それにも限界がある。
SIEはゲームのロード時間の長さがユーザーの快適なゲーム体験を大きく損失させていると捉えている事からPS5では標準ストレージにSSDを使った読み込み速度の速さを実現、PS5対応でかつPS5ネイティブソフト*2であればゲーム中のロード時間はわずか数秒にも満たない速さになる事は確実。
一昨年に公開されたUnreal Engine 5のデモプレイ映像ではPS5の本体性能を活かした4Kによる美しい描写だけでなく、爆速ロードを伴うからこそ実現出来るアクション動作の滑らかさを表現していた事から、ロード時間の速さは単純な待ち時間という損失を取り戻すだけでなく、ゲーム内で操作できるアクション動作のダイナミックさを表現する表現幅の拡大という新しいゲーム体験を実現する為の重大な要素のひとつにもなっています*3。
で、そんなPS5ソフトの爆速ロードを実現する事となったSSDですが、拡張ストレージとしてPS5ソフトのプレイにも対応した要件を満たすSSDがこのM.2 SSDという事になるのです。
M.2 SSDは本来自作PCを作る人等が用いるストレージとして使うぐらいのマイナーなものではあったのですが、家庭用ゲーム機であるPS5での使用用途という大きな需要ができたので、今のところはストレージ容量に対する値段の高さが大きなボトルネックとなっているのですが、PS5の普及に伴う生産量が大きく増えればいずれは市場価格もだんだん下がってくる事は間違いないでしょう。
そしてこのM.2 SSDを僕は早速取り付ける事にしました。
PS5のM.2 SSDの増設作業
まず、PS5の本体バージョンが最新の状態である事を確認した後、PS5の電源を切ってPS5本体に付いている電源コード、HDMI端子といった全てのケーブルを取り外したPS5とM.2 SSDを用意します。
PS5のM.2 SSDの取付口は本体カバーの中にあります。普段掃除の時ぐらいしか開ける事がないこのカバーもM.2 SSDを取り付けるのには必須の行為となるので普段からPS5のカバーを取り外す練習はしておきましょう。
僕が持ってるPS5はディスクドライブモデルなので写真ではディスクドライブが無い方を上にしていますが、開けるカバーはディスクドライブがある方のカバーです。またPS5のカバーはかなりガッチリと嵌め込むように付けられてるので開けるのはなかなか苦戦すると思います。僕も久しぶりに開けようとしましたが、かなり苦戦しました…(笑)
M.2 SSDの箱を開けて驚いたのはその小ささ！こんなチョコバーみたいなサイズで2TBも入るスペースがどこにあるの！！？と思うぐらい驚いたのですが、まぁSwitchで使うMicro SDだって既にTBを実現したSDカードも出ている事ですし、これぐらい小さいのも特に大した事では無いんでしょうね。
ただ、僕が今PS4ソフトの保存用に去年買ったバッファロー製の外付けSSDよりもサイズが小さいし、Amazonの置き配で頼んだはずが実物が玄関に置いてなくて「盗られた！！？」と思ったらポストに入っていたというレベルの小ささだったのである意味ヒヤヒヤしましたけどね(笑)
で、カバーを外すと見えてくる銀色の蓋があり、その蓋に付いたネジをプラスドライバー(1番)で外してカバーを取るとM.2 SSDの増設スペースがあります。
そこにはM.2 SSDを固定する為のネジとスペーサーが「110」と書いてある位置に付いており、まずはそれを取り外します。取り外したスペーサーは事前にM.2 SSDのサイズに合わせた穴にセットします。今回のSAMSUNG製SSDでは80の位置に付けました。
そしてM.2 SSDの先端に付いている端子の切り欠き部分が本体の窪みにきっちりハマるように、位置を見ながら斜めから差し込み、反対側の窪みとスペーサーの形を合わせたらスペーサーの穴にネジを差し込んでドライバーでネジ止めします。(この時M.2 SSD本体の端子には素手で触れないように要注意！)
そして銀色の蓋を被せてそれもネジ止めし、カバーを取り付ければ完了！最初のカバーを取り外す作業以外はそれほど苦労すること無くスムーズに作業を進める事が出来ました。
PS5に対応したM.2 SSDを取り付けた状態で本体を起動するとPS5に取り付けたM.2 SSDのフォーマットが案内されます。(この時PS5非対応のM.2 SSDを取り付けた状態で起動すると「このM.2 SSDはPS5非対応です」というメッセージと共にPS5に対応する為の要件の案内が代わりに表示されます。)
画面の案内に従ってM.2 SSDをフォーマットするとPS5に取り付けたM.2 SSDのPS5での読み込み速度のテスト結果が同時に表示されます。PS5に適合したM.2 SSDの読み込み速度は5,500MB/s以上が推奨されているので今回のSAMSUNG製M.2 SSDでは読み込み速度の理論値は7000MB/s、実際の計測結果が6515MB/sなので読み込み速度としては十分な速度です。
そして晴れてPS5のストレージ容量を拡大する事が出来ました〜！👍
今までPS5ソフトは本体内蔵ストレージに保存したソフトでしか起動する事が出来なかったのですが*4、M.2 SSDではM.2 SSD内に保存したPS5ソフトもそのまま起動する事ができるので、この中にはPS4ソフトとアプリも保存する事ができるらしいのですがこれはもうPS5ソフトの保存＆起動専用ストレージとして使うのが一番でしょうね(笑)
ゲームのスクショやキャプチャー動画などは相変わらず本体ストレージにしか保存する事が出来ないらしいので、今後はPS4ソフトは外付けSSDに、PS5ソフトはM.2 SSDに、スクショ＆キャプチャー動画は本体内蔵ストレージに保存するのが最も有効活用できる方法かと思われます。
PS5ソフトの移行＆まとめ
早速本体ストレージに保存していたこれまでのPS5ソフトを全てM.2 SSDに移す作業を始めました！体験版等を含めたPS5ソフトの合計は500GBほど、60GB以上のゲームソフトが大半を占めていますがこれだけでももう本体内蔵ストレージに保存し続けるのには限界があったでしょうね…
そして何より驚いたのは移行スピードの速さ！M.2 SSDならではの高速読み込み速度の事もあってか、500GB以上という大容量であるにも関わらずものの10分も掛からずに全てのソフトの移行が完了しました！以前にPS5本体→外付けSSDへのPS5ソフトの避難や、外付けSSD→PS5本体へのソフトの移動をしていた時は最低30分〜1時間以上はザラに時間が掛かっていたのにこの移動スピードの速さは素晴らしいとしか言いようがないですね…！
1年半以上掛けてプレイした500GBのゲームが保存されてもまだ1/4しか領域を使ってないのはめちゃくちゃ安心感が凄いですね…！これで暫く数年間の間はストレージ容量の逼迫問題に悩まされる事は無さそうです👍
ただPSガチユーザーの人は2TBでも足りないでしょうから4TBのM.2 SSDを買う猛者も現れてきそうですね…(現状だと10万円以上するのであまり現実的では無いですが)
いかがでしたでしょうか？これで来月のCCFF7Rや1月のForspoken等、様々なPS5ゲームを迎える準備は整いました！まだまだこれから先、面白いPS5ゲームが出てくる事に間違いはないでしょうからこの先のPS5のゲーム展開が楽しみでしょうがないです！☺️
本日は最後までお読み頂きありがとうございました！
*1:え？もう二度とやる事はない体験版のデータとか消せば良いじゃんって？まぁそりゃそうなんですけども…
*2:PS5に最も最適化して開発されたゲームソフトの事を指す造語、PS STUDIOが作るファーストパーティタイトルのソフトや、PS5独占のサードパーティタイトル等ではPS5に最適化したゲーム開発をしている事から数秒にも満たない爆速ロードを実現している事が多い
*3:例えばPS5独占で発売される予定のFF16はPS5をベースとして最適化したゲーム開発をしているため、ロードレスなアクションバトルを実現していると説明されている。ソース→［インタビュー］「FINAL FANTASY XVI」最新トレイラーに映るダークな世界，悲惨な境遇……吉田プロデューサーら開発陣3名にその一端を聞く
*4:一応外付けHDDやSSDにもPS5ソフトを移動して保存する事はできるのですが、保存したストレージの読み込み速度の違いから、そのまま起動する事は出来ないのです
