ポッポ屋日記

日記的なブログにしたいです

スローライフが退屈でしょうがない ~あつ森に飽きてしまった人のあつ森感想〜

 

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こんにちは、この記事を読んでいる皆さんあつ森を楽しんでますか?コロナウイルスの蔓延でStayHomeが強く推奨され、緊急事態宣言が解除されるまではどこに出掛けても何も楽しむ事が出来なかったここ数ヶ月...そんな時だからこそ、家の中にいながら別空間の世界で擬似的に生活ができるあつまれどうぶつの森は今世界中で大人気になってます。

発売当初から世界での売上本数1000万超え、国内販売ではつい最近450万本を超えたんだとか、改めて考えるととんでもない化け物ソフトへと進化を果たしたんですねぇあつ森は

 

だがしかし、例え1000万本以上の売上を果たしたあつ森と言えど、こういうスローライフ系のゲームには必ず「継続的なプレイが出来ずに飽きる人が出る」という宿命があります。ある意味これはこういうゲームジャンルが向いている人と向いていない人がプレイをしているうちにハッキリと分かれてくるという事でもあり、どういう目的や目標、楽しみ方を持ってどう森をプレイしていたのか、そして飽きた理由はなんなのか、そこら辺の事情は人それぞれです。

残念ながらそんな僕もまたあつ森に飽きてしまった人間の1人でもあります。そこであつ森に飽きたその経緯とあつ森に対する不満点を簡単に書いていきます

 

目新しい要素の連続で最初は楽しかった

あつ森のゲームの流れを説明すると、まず最初にすることは島への上陸からテント生活を始め、野ざらしではあるが自然豊かな無人島の島々を生活していき、途中から家を建て、最終的には島の評判を上げてとたけけを呼んでライブをしてもらう。

どう森ではとたけけが歌を披露するとエンドロールが流れるので、これがあつ森クリアまでの一応の流れとなるわけなのですが、最初は凄く楽しかったです。

お店の建物とかも何も無い状態から始めるのでまずは木の枝を拾いDIYを用いて簡単な道具を作ったり、広場のたぬきち達と話して段々と施設を作って住民を増やしていったりと、ゆったりと流れる時間の中で最初は出来なかったことが少しずつ増えてなんでも出来るようになる。最終的には自分の島を思うがままに好きな様に変えることだってできる。最後に開放される島クリエイターという要素がおそらく本作の新要素の中で最大の魅力として推している事でしょう。

 

島に上陸を始めた僕と最初の同居人となる鶏のケンタと猫のちょい、広大な島の中で最初は行ける範囲が限られ離れたところで見える化石が埋まった穴を涙しながら遠目に見遣り、それでも出来る事とやれる事が少しづつ増えていく毎日...

フータがやってきて、広場が変わってしずえさんが来て、たぬき商店ができて、マイルスタンプがついたから色んな要素がスタンプに繋がって報酬を得られる快感から続けられるモチベがついていく、マイル旅行に行けるようになったからそこで新しい住民となり得るどうぶつ達との出会いがあって、そこから島の環境作りにも着手し始めて...と最初は色んな新要素に新鮮味を感じる事ができ、これまでのどう森とは違ったゲーム体験の差別化ができていてこれは凄いと思っていました。

虫や魚を捕まえる要素はこれまでと変わらないながらもグラフィックと大きさが一新した事で新種を捕まえる楽しみが維持され、毎月新しい月がやってくるとどんな新種が捕まえられるのかと楽しみにしていた部分もありました。クリエイト機能が開放されたフレンドさんの島々には段々と個性が生まれるようになっていて、通信でお出かけをした時に作りこんだその景観を見ていくのも新鮮で楽しかったです。最初はですが

プレイを始めてから約1ヶ月、スタンプも埋まって次の目標指数が高くなり、虫や魚などの新種を捕まえ尽くしたその頃、僕は段々とあつ森の不便な所や不満な所が目に付くようになってきました。

 

とび森の頃には感じなかった荒いゲーム作り

まず最初に不満に思ったのはDIYで作った道具が壊れる事。そもそもがDIYというクラフト要素を取り入れたものなんだから道具が壊れるのは当たり前と思う人もいる事でしょう。そこは僕も以前Minecraftをやっていた身でもある人間ですから作った道具が壊れるのは当たり前の事だってのは既に承知しています。

ですがこれまでのどう森では道具は一切壊れなかったのです。

釣竿にしても虫取り網にしてもスコップにしてもそういう道具ってのは基本的に1個手に入れたら後は壊れる事がないから永久に使う事ができるし、せいぜい持ち替える機会があるとすれば特殊効果のある銀の道具、金の道具が手に入った時ぐらいなんですよね。

だけど今回のあつ森では道具は壊れてしまう、あつ森では常識になったこの仕様変更もこれまでのどう森をプレイしていた人からしたら小さなストレスになります。目当ての大きさの魚を捕まえる為に餌を使って釣りまくってたら釣竿が壊れたからまた作らなければならない、その釣竿を作りに戻る途中で大物の魚影を見つけてしまう。虫取りをしてたらレアな虫を見付けたのに直前で虫取り網が壊れちゃったからレアな虫が眼前にいるのに捕まえる事が出来ず、泣く泣く道具を作りに戻ったらレアな虫は消えていた...

これは実際に僕があつ森で魚釣りと虫取りを楽しんでいた際に起きたトラブルです。せっかく集中的に収集を楽しんでいた時に起きてしまう道具が壊れるトラブル。これによってまた道具を作りに行かなければならない煩わしさと1個1個しか道具が作れないもっさりDIYで無駄に時間を取られ、小さなストレスがだんだんと溜まっていく悪循環...これがとび森以前の様に道具が一切壊れなかったらこんな無駄な時間とストレスを抱える事もなく収集をすんなりと楽しめた事でしょう。

しかし本来道具というのは使っていくうちに劣化していくもの、現実でも使っていくうちに壊れる物が壊れずに無限に使えるのはリアリティが無くおかしい事だろう。と、言わんばかりに任天堂DIYを推すその気持ちも分かります。なんたって新要素なんですから最大の魅力として推して行きたいですもんね?ですがそれにしたって金の道具ですら壊れるのはいくらなんでも酷過ぎるだろう...と、思うわけなのです。今作の金の道具もまたDIYメニューを貰えればいつでも作れるようになり、また作る際には貴重な金鉱石を使って作ります。

しかし今回の金の道具、これまでのどう森にあった特殊効果は消えている*1どころか使っていくうちに普通に壊れます。多分気持ち100回ぐらい使うと壊れる仕様となっているみたいです。あつ森ではリメイクというカラチェン要素があり、道具に対してリメイクをすると壊れるまでの使用回数をリセットしてまた使い直す事ができるという裏技テクがあるのですが、なんとこの金の道具に対してはリメイク不可、一度作ってしまったら最後壊れるまで使い続けるしかないというのが現状にあり、金の道具を作る材料費のコストや使用回数がリセットできる鉄の道具とのコスパを比較したら圧倒的に金の道具はコスパが悪過ぎる。車で比較したら走行馬力はあってガソリン容量はデカいけどガソリン1リットルに対する走行距離が短過ぎて燃費が悪いアメ車と同じという事になります(アメ車好き、車好きの人ごめんなさい🙏)

ただでさえ金の道具のDIYメニューを手に入れる為の手間が大きいのにも関わらず、苦労して作った物ですら壊れるというのはあまりにも無慈悲、恐らく何十回、何百回でも道具を作ってもらいたいという公式からの意図の表れなんでしょうが、そもそも金の釣竿や金の虫取り網を手に入れるために既存の道具が100回壊れただけでも十分やり込んでるというのに、それに対する褒美として道具を無限に使わせてくれないなんてあまりにもストレスフルですよこれは

特殊効果や銀の道具を無くしたのならせめて金の道具だけは壊れる事無く無限に使わせて欲しかった...虫取りや魚釣りで道具が壊れるのは本当にストレスでしかないし、壊れる事を想定しておいて余分に2個や3個作っておけば良いなんて言う人もいるけど、そもそも道具が壊れる事を前提にして道具を複数持ち込んでかさばらせるなんてこんなおかしい話がありますかね?

 

それに関連して書きますが、DIY周りのUIもまぁ酷い。道具や家具を作るためにはそれに対応する材料を持っていなければならないのですが、部屋の中でDIYをする時にはいちいち収納からそれ相応の材料を手持ちに引き出さなければならず、収納から直接DIYを作る事が出来ないんです。

これによってまず収納からどの材料が必要なのか探さなければならず、自分で並べ替えるカスタム性もないから木材とか石とかは下の方にあるのでRスティックをいちいち倒さなきゃいけない手間がある。*2そして何よりDIYで作る道具は1個1個しか作る事が出来ず、数をいっぺんにまとめて作ることが出来ない!ここもまた時間と手間だけが掛かる無駄要素だと思うわけで、1個1個何かを作る度にカンカン、トントン、ポンポン、ボンッ!と、決して短いとは言えない道具を作る演出を見なければならず、ある程度複数用意したいものを作る時(例えば魚釣りで1番よく使われる魚の撒き餌とか)にその演出時間の長さが響いてくるのです。

ちなみにMinecraftでも同じくクラフトする道具をいっぺんにまとめて作る事は出来ませんが、その代わり材料を揃えて作業台で道具を作る時に、目当てのもの作るボタンを1回タップするだけで材料は自動的に消費され、新しく出来た物は手持ちに一瞬で入る様に作る為の演出をカットしているので効率よく道具を作る事ができるのです。木材から木の棒を作る時だってボタンを連続で押せばあっという間に出来上がるし、ツルハシとかを作る時だって材料を揃えて作業の画面に入りボタン連打するだけ。

時間効率というのはゲーム中に行う作業行為という観点では非常に重要な要素となっており、人間、作業を早く終わらせる為に効率の良い方法を求めたがるというのは誰しもが思う当たり前の事だと思うのです。イクラにはあってあつ森にはない作業効率の良さや手間の省き方、特にDIYというある意味作業という行為をさせるのに対して効率が悪い作りになってるのはいささか擁護が出来ない所があります。

もちろん作業行為を見せて何かを作っているという風景が乙に感じる人もいますからそういうのをカットすると味気ないと思う人もいるでしょう。しかしこうも何かを作る度にカットできない作業演出を見なければならず、作った物をいちいち画面の向こうにいるプレイヤーに見せつけられるのは少々イラッとするものがあります。そういうのは初めの1回とかで良いし、演出カットをしたくないのならじゃあせめていっぺんに纏めて作らせてくれよ。魚の撒き餌50個作るのに30分以上もの時間を掛けることになってしまった身である自分からすればこのDIYシステムの非効率的なUIはとても看過できるものじゃない。

 

そういう収集要素だけの不満点ばかり考えててはつまらなくなってしまうから住民との交流を楽しもうとした事もありました。ですが住民との会話内容は明らかにテンプレ感のある会話内容*3ばかり、オマケに3回ぐらい連続で話しかけただけで「随分こっちに話しかけてくるな」とか「そんなに俺に話しかけてどうした?」とか言葉ではハッキリとは言ってないもののまるで「しつこく話しかけてくんなよ...」というニュアンスさえ感じる反応を最初に見せるのでそんなに話掛けちゃいけなかったかな...とこっちが罪悪感を感じる事さえある酷い作り

 

だからせいぜい話しかけたとしても1人2回程度、それ以外は全部スルーする事が殆ど、たまにこっちを見つけては(´∀`*)ウフフと笑顔を見せてくる事もあるのだが、それに答えるように話し掛けると大抵はリアクションを教えてくれるから有難いのだが、時にはまるで自分の要らないものを押し付けるかのように「これ貰って!」と服やら家具をこちらに与えてくる始末しかも中には「○○ちゃんが欲しいんじゃないかと思ってたんだ〜」やら「何も言わずに貰ってください!」とまで言うので本当に押し付け感が凄い

んで大抵が本当に要らないものだったりするのでそのままこれあげる!を選んで返す事が殆ど、けどそれに対しても疑念を抱きながら返礼品を出してくるので結局意味の無い行為だったという...

住民同士の喧嘩では喧嘩をしたら普通お互いに怒ったり落ち込んだりするのだが、喧嘩した直後の住民の一方に話し掛けると怒ってる事が分かるのだが、もう一方の方は何故かケロッとしており、直前まで喧嘩していたことすら忘れているというあんまりな仕様、喧嘩というのはお互いに少しぐらい尾を引くものなのだが、一方に話しかけるともう一方が記憶喪失でもしてるかのように忘れているというのは怒っている相手にとっては虚無なものでしかない。

こういう住民との交流関係の事でも作りが甘い仕様になっているのは一体何故なのだろうか、少なくともとび森の時は何回話しかけてもしつこいって疎まれることは無かったし、もっと会話にバリエーションと個性があったはずである。こんなテンプレ会話しか望めない今の仕様ではとても住民に自分から話しかけたいとは思えず、辞める直前までは殆どの住民との交流はしていなかった。

それでも会話のパターンが乏しいと感じるのは自分だけなのであって、他の人はきっちりと交流を楽しめてると思う人も多い、ていうか寧ろそっちの方が多数派だろう。愛する住民を愛でる事でさえ、その意欲を削ぐAIの作りになってるのは本当にどうしようもない。

 

タマゴ地獄のイースター祭&あつ森から消されたこいのぼり&いつまで経っても来ないつねきち

アプデで追加されたイースターのイベント内容の変更もまた酷いものだった。以前までのイースターといえば1年のうちのその日1日限定で広場にぴょんたろうがやってきてタマゴを集めて6種類全部渡すとイースターバスケットが貰えて、残りはタマゴを食べた時に出てきた当たり券を渡すと確率でイースターシリーズの家具が貰えるというものだったのだが、今作のイースター

  • 4月1日〜4月12日の12日間に渡ってタマゴ潜伏期間とイースターシリーズのDIYレシピが取れる期間があり
  • 4月12日の当日までの間にそのDIY家具を全て作って揃えておくと12日当日にぴょんたろうから追加のDIYレシピが貰える。
  • それを作ると更なる隠しレシピが貰えて作る事ができる
  • ぴょんたろう自身の役割は大きく余ったタマゴを複数個使って交換するのとレシピを渡すだけ

という仕様変更になっており、特にこの12日間に於けるタマゴの潜伏期間が常軌を逸して最悪だった。

通常は何も成っていない木から葉っぱのタマゴが出るのはまだわかる。だがなかなか良いサイズの魚影がいたのでテンション上がって釣りをしたら魚のタマゴだったり、空飛ぶタマゴが出る虹色風船はガチで数分に1回出る頻度でヒューヒューと出現してくるのでしつこいったらありゃしない。

木のタマゴも岩のタマゴも素材集めをしている時に一緒に出てくるので結果的に集められる木材やら鉄鉱石の数などが総合的に減ることになり、地面のタマゴも化石との見分けがつかない為どれを掘れば良いのか分からない。

普段のあつ森で日常を過ごす時によくする素材集めや魚の収集といった要素を結果的にタマゴが阻害する形となってしまい、しかもそれが12日間にも渡って続く事が確定して回避は不可能である為、タマゴに対するウザったらしさとそこから関連してイースター自体を嫌いになる人が続出、特に空飛ぶタマゴでの虹色風船に対する外国人ユーザーからのヘイトは凄まじいものがあった。

 

改めて思うが、どうしてこんなにも長くイースター期間を設ける必要があったのだろうか、そりゃ一日限定のイベントだったりするとリアルの都合の事情でできないという人が出て不公平感が起きてしまうのはあるだろう。そうなると結果的にその人はタイムトラベルに手を出す事となりただでさえユーザーの間で賛否両論となっているタイムトラベルに対する議論が加熱するからであろう。

その気持ちはよく分かる、僕もまた仕事をしている身であるが故に日曜日が仕事だったりすると午前中のウリからカブを買えない事もあるから日付をズラしたいと思ったことすらある。だが仮にそういう理由で少しでも長い期間を設けて誰にでもイースターを楽しんでもらいたいとする気持ちがあるんだとする

その気持ちは分かるが、それにしたって12日間なんてのはあまりにも長すぎる。せいぜい長くても1週間程度に留めておくのが筋だったのではないか?

あまりにもしつこいタマゴの応酬に僕はリアルにイライラしていた。特に空飛ぶタマゴの出現頻度は異常で後にアップデートで空飛ぶタマゴの出現頻度を下げられたんだから明らかに設計ミスだと言わざるを得ない。しかも魚のタマゴに関してはイースター期間中に被った釣り大会の最中でも魚のタマゴが釣れてしまっていた*4というクソ仕様

もう目も当てられないイースターを終え、全ての家具を作り終えた僕だったが来年からはもう二度とイースターをやりたくない。そう決心した程だった。

 

そういえば5月と言えば日本の風物詩としてあるのがこどもの日があり、日本の母の日もあります。とび森ではこどもの日に広場にしずえさんが立っており、新聞紙で作った兜をプレゼントしてくれたり、母の日にはカーネーションの苗木という特別なアイテムをくれるちょっとしたプチイベントでもありました。

イースターほどの大きなイベントでは無いものの、日本人でもなかなか覚えていない日本の風習や文化を思い出させてくれる風情溢れるイベントとなっており、こういうのを貰えるのを楽しみにしていたユーザーもいたはずです。

しかし、あつ森ではこどもの日と母の日のプチイベントはごっそり削除。イースターのようにアップデートで追加してくれるわけでもなくこどもの日も母の日もあつ森では当然の様にスルーされていました...

その代わりに追加されたプチイベント習慣はアースデーとメーデー...はっ?聞いたことないんですけど...どうやらどう森どう森e+の頃から世界的イベントを意識するようになってる*5とは言われているものの、それでも日本を象徴する日本の文化を取り入れてプチイベントとして残しており、それどころか海外版のどう森では国、地域毎に違う文化を象徴するプチイベントを盛り込み、専用家具まで用意していた力の入れっぷり

...だったにも関わらず、世界同時発売という煽りを受けてしまったからなのかその国、その地域毎の専用プチイベントと家具は削除されてしまっている様で、世界共通のイベントのみが世界同時配信をするという事態になっている。しかもそれが日本ではあまり馴染みのない文化でありながらそのイベントの造りもまぁちゃちい

 

そもそもメーデーというのは働いている人に感謝と労いの気持ちを示すイベントだと言うのに何故メーデーという日に限って迷路をやらなければならないのか?

メーデーと迷路...関係ありますか?しかもそこに待ち構えて居たのはみしらぬネコという豪華ゲストがいるという。何故みしらぬネコが名もなき無人島にいるのだろうか?彼は世界を旅する旅人であるからきっとそういう所に行き着くのもまた分からなくはない、だがそのみしらぬネコと出会う為にだけにわざわざ謎解き要素のある迷路をユーザーに何故やらせたのかまでは本当に意味が分からない。

しかもその迷路を攻略して島に帰るともう二度とメーデーの島には行けないので彼とはここで二度と出会うことは無い。本当何のために取り入れたイベントだったのか、単純にいつも働いているたぬきちやしずえさん、フータやまめつぶ達、きぬよやあさみ、ロドリー達に労働をしている感謝の意を伝えて特別な会話に変えるだけで良かったのではないか?これでは本来のメーデーイベントとは違う解釈に捉えられかねない、まるで無理やりみしらぬネコを出させるためだけに取り入れた手抜きイベントとして見られても仕方の無いところがある

 

アップデートと言えばつねきちがやってきた。

たぬきちとはまた違う悪徳行商をやるいわゆる詐欺師なのだが案外憎めないやつで、特につねきちからしか得られない美術品は本物と偽物の違いを探す目利き力が試され、数多の偽物をかいくぐりながら本物の美術品を選ぶ楽しみがある。

今作では最初からゲーム内にはいなかった新要素であり、このつねきちの登場を機に博物館に美術品コーナーの増築がされる追加要素だったのだが、このつねきちまぁ来ない!

最初の1回2回は島内にうろついていたり、広場にいたりした上、お近付きの印にと本物の美術品を売りつけた後、船でつねきちがやってくるというものだったのだが、よりにもよってこのつねきちが来島する確率はかなりの低確率、しかも他の来島者と来島率が競合することもあって1回だけ船でやってきたのだが、その後は体感2週間以上はつねきちがやって来ず、せっかくつねきちのために泣く泣く巨大滝を崩して作っておいた、つねきちへの道筋も意味をなさないものになってしまった。

これがとたけけやウリのように毎週来てくれるのならまだ納得ができる。ただでさえつねきちから買える美術品と家具は一日一個までという制限がついているのだから。だがつねきちの来島を週固定ではなく確率に依存するものとなってしまったが為に運が悪いと1ヶ月近くも来ない事はザラ、極め付きは来島した時につねきちが売っている美術品には10%の確率で全ての美術品が偽物という簡単に美術品を集めさせてくれない酷い仕様になっており、これがタイムトラベルを一切使用せず、リアルタイムに集め切ろうと思ったら一体何年掛かるんだ...という話であり、とても自分の興味があるうちに全ての美術品を集めきれる自信がない。ここまでされると最早公式からユーザーに対する嫌がらせなのでは?と疑ってしまう。

 

簡悔精神すら感じさせるサイレントナーフを連発するあつ森運営に嫌気が差す

あつまれどうぶつの森スローライフゲームである。別に対戦ゲームの様にコンピューターや誰かと拳と拳でぶつかり合う訳でもないし、MMORPGの様にひたすら途方もない経験値を求めて戦いまくり、レベルを上げる訳でもない。

家具集めや収集を楽しむのも良し、住民との交流を楽しむのも良し、自由気ままに流れる島の中で好きに過ごすのも良し、どう森とは常にそういう目標物がある訳では無いが、プレイヤー自らが能動的に目的を見つけて、あるいは目的なんかなくても好きにやるのが一番良い自由度の高いゲームである。

しかしこのゲームやたらと友達と一緒にやったりフレンドさんとオンライン通信をする事を推奨するゲームである。何故ならマイルポイントを交換して得られる家具には色違いがあるのだが、マイル家具での色は島毎に固定、しかも自分の力だけでは色違い家具を入手する手段がなく、現時点で他の色を得るには他の人と通信して家具交換をする事が前提である。

これは友達がいないプレイヤーや通信を好まないソロプレイヤーに取ってはあんまりな仕様である。どう森を楽しむ人の中には家具コレクションを目的とする人もいる。そういう人は同じ家具の色違いやバージョン違いにまでこだわりを持って集める事が多い、そんな中でソロプレイでは絶対に色違いが手に入らないマイル家具は他の人との交換をしなければならず、更には複数のパターンがあるものに関してはひとつの家具に対しても最低複数人以上とは通信しなければならないという事もあり、全マイル家具を全色集めようと思ったら途方もない人数との交換を迫られ、コストも掛かる。

 

通信必須要素を作っているそもそものこのシステム自体がおかしいのだが、マイル家具だけには留まらず、花の交配の時でもフレンドさんに花の水やりをしてもらうと新色の交配花が生まれる確率が上がるという仕様がある。つまりソロプレイでは新しい交配花が生まれる確率は微々たるものでしかなく、とても新しい花を作ってそれで埋めつくしたいと考えているソロプレイヤーの人にとっては苦行でしかない。

どうしてこうも1人でプレイをしているユーザーに対して損をする仕様ばかりなのか。元からどう森はマルチ前提の仕様である事も少なくないのは分かっていたのだがそれにしてもここまであからさまなソロプレイをつまらなくする仕様になっているのは正直酷い。

ただでさえ、あつ森の通信は一人一人が島に来島する度に通信待機とセーブを繰り返す事でプレイに一時的にストップが掛かり、8人全員が来島するのに最低15分以上は掛かる(相手の通信状態によっては更に時間が掛かる)長ったるしさでわずわらしい事この上ないのに通信必須要素を作るとは何事だと言わざるを得ない

 

それだけじゃない、任天堂及びあつ森の運営は度々大型アップデートを現在進行形で繰り返しているのだが、あるアップデートを境に貴重なカラスアゲハがほぼ見かけなくなるという報告が相次いでおり、更には海外ユーザーが調べた解析によると大型アプデを機に貴重な虫やそこそこいい値段で売れる虫の出現確率が大幅に下げられている事が判明、僕の島でも結構な頻度で見かけていたモルフォチョウジンメンカメムシが居なくなるというナーフ感を感じており、しかもその事に対して任天堂がアプデ情報の中にその事を一切公開しなかった事から、現在ユーザーの間ではこれを「サイレントナーフ」「カラアゲナーフ」と呼ばれており、非難轟々である。

そもそもあつ森は大型アプデをそれ以前からバグやデータ消滅という不具合の数があまりにも多かった事が指摘されており、特に家具の増殖バグは任天堂が意図しない仕様とシステムの穴をすり抜けた方法で金稼ぎができる物として攻略サイトにまで載せられてしまう程であり、有名となっているだろう。

そういうバグを修正するのはまだ分かる、だが何故虫の出現率の低下というバグ技でもなんでもない普通の仕様だったものを意図して不利にさせ、ユーザーのゲームプレイを阻害する様なマネをするのだろう

おかげでうちの花畑には虫が殆どいなくなってしまった。昼間に出るのはカマキリとかハナカマキリとかよく取れる虫ばかりで夜になると出てきていたモルフォチョウやジンメンカメムシが埋めつくしていたあの花畑の光景はもうない。収集要素として稼ぎやすいだけでなく、景観としても見てて楽しかったあの要素を何故撤廃したのか、簡単に貴重な虫を捕まえられては困るから?リアルであんなに虫が出るわけないから?

いずれにしてもただでさえ貴重な虫が捕まえられなくなった事で博物館に寄贈する虫1匹すら捕まえられない事で虫取りに対する意欲が激減、更に前までは結構な頻度できていたはずだったジョニーやジャスティン、レックスといった来訪者も殆ど来なくなり、捕まえた虫を1.5倍で売ってもらおうとして虫を貯め込むことすら面倒になって辞めた。

 

その事でユーザーからの不信感を募らせ始めた任天堂はそれだけでなく、サメ系が必ず釣れる背びれのある魚の出現率がナーフされた疑いがあり、更にはマイル旅行券で行ける島で一部のレア島が削除&削除されなかったレア島も行ける確率が1%から0.5%と最早ソシャゲのSSRかよってツッコミたくなるほどのユーザーに対する改悪を働いた

 

しかも任天堂が呟いた更新データのお知らせに書いてあった記述内容がこれである

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これは数年前のスマブラforの更新データだろうか?

いや違う、令和2年のあつ森の更新データである

スマブラSPですら内容を伏せた更新内容を発表したらスマブラガチ勢に叩かれて詳しい更新内容を明記する様になったというのにマスクデータを隠すためのこの更新内容には甚だユーザーに対する不親切感しかない。

前回のカラアゲナーフの件のこともあってからかユーザーは今回の内容不透明な更新内容に対してもっと具体的に書けと不満爆発、そりゃそうだろう

 

こういうサイレントナーフをした理由が簡単にユーザーがあつ森でお金を稼げてしまったらつまらないからというものが仮に合っていたとしたら間違いなく今作のやたらとお金が掛かるシステムとはマッチしていない

地下室の増築まで終わらせる家の工事に500万ベル以上、自宅の引越しに3万ベル、住民や建物の移動に5万ベル、橋や坂の建設に最低8万ベル以上、2段階目までパワーアップしたたぬき商店で売られている目玉商品の家具がとび森以前までの値段から20倍以上の値段につり上がっており、無駄に高級化した家具、などなどお金が掛かる要素はかなり多くある。にも関わらずまともにお金を稼ぐ手段として常套手段だった魚釣りや虫取りでの稼ぎを阻害することに何の意味も感じられない。

 

本当に運営は何がしたいのか訳が分からない

次の新しいイベントが追加されるまでの間この無駄に手間と時間だけが掛かり、bot化している住民との生活を楽しまなければならないのか?

僕はそんな生活はしたくない

 

 

最後に

結果的に僕はこれ以上あつ森を続ける意味が見いだせず、僅か2ヶ月ちょっとであつ森を辞める決意をした。

この手のゲームは明確な目標がなくユーザー自らが楽しみ方を見出して楽しむ他ない。僕は今作のあつ森の楽しみ方を博物館の収集要素やお金稼ぎをメインでやっていた部分が大半だった

やり方、楽し方は人それぞれだが大半の人はどうぶつ達との交流や生活模様を過ごす事、島クリエイティブを楽しんだり、写真映えするものを作り上げたりとそちらの方に重きを置いており、それなりに楽しみ方を見いだせている。けど僕にはそういう楽しみ方をする事が出来なかった。

今思えば島クリエイターの機能も1マスずつしか整地が出来なかったからやたらと時間掛かったし、方眼表示がなかったから正確に島作りをするの大変だったし、作るのと壊すのを同じAボタンで統一してたから間違えちゃうこともよくあったし...

 

正直言って、はやる気持ちが抑えられなくなってダウンロード版で買ったのは失敗だったと個人的には思っている

 

とび森をやったらあつ森には無い便利さと充実さでもしかしたら楽しめる可能性があるかもしれない。しかし元来僕はこの手のゲームに向いてない性格なのかもしれないと改めて痛感した。

 

だってFF7リメイクをやってる時の方が圧倒的に楽しかったから

 

あつ森引退勢としてこれ以上もうあつ森をやる事は恐らくない。よっぽど今後のアプデで建物や施設、キャラクターやイベントの充実化をしてくれないと最早最初からやる気にもならない。

 

好きな人は好きな様に楽しむのが一番です

これは単なる愚痴のような記事となってしまいましたが、この不満点を吐き出さずには居られなかった。

 

任天堂は買い切りのゲームでソシャゲみたいな事をしてユーザーの射幸心を煽らせるシステムを構築しないでちゃんと1人でも楽しめるゲームを作ってください...ホンマに

 

(終わり)

*1:一応金のジョウロに関しては金のバラを咲かす特殊効果は引き継がれてはいますが

*2:しかも3種類の木材の中で硬い木材だけは木材、柔らかい木材とは少し離れたカテゴリーにあるから統一性がない

*3:まず第一声が主人公が昨日何をしていたのかが殆どでそれからは特に当たり障りのない内容の会話を性格毎にパターン替えしただけ

*4:しかもポイント制タイムアタックに変わった釣り大会でタマゴはノーカウントの無駄獲物

*5:イースター、ハーベストフェスティバル、ハロウィン、クリスマスといった様な要素