ポッポ屋日記

日記的なブログにしたいです

FF7リメイクについてもう少しだけ話したい

 

こんにちは、ニホンバトです!

今回は前回の記事「僕とファイナルファンタジー」でも最後にちょこっとだけ触れたFF7リメイクの事について期待してる部分や楽しみな部分、そして不安な要素...などなど、色々な事をもうちょっとだけ書かせてもらおうかと思います!

ここからは全て僕の私見と個人的な感想になりますのでどうかご了承頂けるとありがたいです(笑)

 

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そもそもの話

実を言うと元々僕はこのFF7リメイクを買う予定にはしていなかったんです。それどころかPS4ですら買わないだろうと思っていました

今の現状、Nintendo SwitchでのFFに追われていてまだ未消化な積みゲーも溜まっていたのもあったし、ゲーム機1つをお買い上げするのには幾分かハードルが高い...しかも今年2020年はPS4の次世代機となるPS5が年末商戦期に向けて発売される事が決まっている...

PS4WiiUと世代的に同じ2013年に発売されているから、プレステのハードサイクルの年数としてはそろそろ次世代機が来てもおかしくない年頃...思えば今でも最新ゲーム機としての最前線を張っているPS4ですら最早7年前のゲーム機となっているんですから改めてソニーが生み出すゲーム機のハードサイクルの長さには驚きを隠せないですね...故にPS5が出る事が確定している事と、FFシリーズの長期的な開発期間の長さの事もあって分作作品となっているFF7リメイクではいつしかPS5との縦マルチ化、もしくは分作1作目と2作目を纏めたコンプリートパック*1を出すつもりなのだろうというユーザーからの予測もあって、発売日当日には買わずに様子見をする人や、PS5が出るまで我慢するという人もいるぐらい「買い控えの声」はチラホラとありました。

正直僕もPS5が出てから買っても遅くはないかな...と思っていたのですが、オリジナルから劇的な進化を感じさせるリメイクの予告映像を見る度に久しぶりにゲームに対して感じたこのワクワク感を抑える事が出来ず、やはり大好きな作品に対しては今すぐにでも楽しみたい!という気持ちが先行し、PS4本体とソフトを買う決意がつきました。

予約をしてからというものの、刻々と近付いてくる4月10日に期待感を胸に膨らませながら待っていた時、突如7リメイクの体験版配信が始まって驚きましたね...!僕は発売日に開封予定だったPS4をすぐに開封してセッティングを施しました(笑)

FFのデモ版はいつも別ゲームのおまけディスク付属だったり、別のFFソフトの初回生産限定版の中に体験版ディスクを入れ込んでいたりと、色んな形で体験する事は出来ていましたが、いつも限定的でした。しかしこうして全世界に向けて体験版配信をするというのは中々に珍しく、PS4で体感出来るFF7リメイクの世界の一部を操作して味わう事ができるなんて幸せでした...体感3時間くらいでゲームは終わったのですが、最早流石とも言うべき映像美の美しさは凄まじく、リアリティの凄まじい世界の中を冒険しながら序盤も序盤のガードスコーピオンとの戦いまでのボリュームが凄まじく、これがたったほんの一部でしかないというのには相当驚きました!

ビッグス、ウェッジ、ジェシーはみんなそれぞれカッコよくなったり可愛くなっていたりするし、サングラスを付けたバレットはオリジナルの時と比べて迫力が増してる上に発言のニュアンスが結構コミカルで面白いし、クラウドは戦闘のスペシャリストとして的確なアドバイスをするのは流石だと思う反面、バレットに対しては戦闘中に軽口を叩いたり...と、自分の知らない面を持つクラウドが描かれていたり、スタッフインタビューでは常にクールというイメージを持たれているクラウドのクールではない面や逆にカッコ悪い面も描かれたりすると言うので、そこら辺が結構楽しみだったりしますね(笑)

 

ワクワクする楽しみな所

FF7リメイクはかつてプレイステーションに発売されていたオリジナル版FF7を開発していた主要スタッフが、今持てるFF作りの技術を盛り込みPS4で復活させるリメイク作品...という事で楽しみなのは、やはりFF7オリジナルとの違いがどこにあるのか?今までにもあった物語とキャラクターはリメイクでどの様に進化したのか?そしてリメイクならではの新たに再構築されたFF7の世界は超巨大魔晄都市ミッドガルの中でどれほどまでに描かれているのか...

楽しみなところは数を上げればキリがありません...!映像美の技術面で言えばオリジナルと比べて全てが進化しているのは間違いないですし、そういう劇的な進化の中で今のスクエニスタッフがFF7リメイクをどこから、どこまで、どうやって描き、その物語を描き切るのか?長い目で見るとそこが本当に楽しみで仕方ないですねぇ...!

 

今までオリジナル版FF7をプレイしていたユーザーとしての感覚から言うと、ミッドガルでの物語というのはある意味ミッドガルの外に出た広い世界に驚きを覚えるための序章という感覚、イメージがありました。なのでかつてオリジナル版をプレイしたユーザーの中には分作1作目のストーリー構成がミッドガル脱出までという事実にボリューム不足による不安感を募らせている人もいましたが、そもそもオリジナル版FF7でもミッドガルというのは爆破作戦で向かう壱番魔晄炉と伍番魔晄炉、螺旋トンネル、ウォールマーケット、神羅ビルといった僅かなポイントでの舞台構成しかされておらず、その殆どはプレート都市の下、スラム街での物語がメインでした。

オリジナルでは最終盤ともなる所で再びミッドガルに赴く事になるのですが、それでも行ける場所には限りがあり、ミッドガルという"超巨大魔晄都市"という名称の通りにミッドガルの全てを描き切る事は出来なかったとスタッフインタビューでも悔しさを滲ませてました。オリジナル版ではその広い都市の世界観を描き切る事が出来なかったミッドガルがFF7リメイクでは存分に描かれるという事ですから、これはもう改めてミッドガルとはこういう都市なんだぞ!というスタッフからの強いメッセージを感じることが出来そうな楽しみがありますねぇ...

 

今作の7リメイクではキャラクターにボイスがつく事によって一人一人のキャラクターに対して生き生きとした人間味を持ち、親近感をもてます。お馴染みクラウド役の櫻井孝宏さんを始め、様々な敵側のキャラやサブキャラ、モブキャラにまでボイスがつき、オリジナル版では文字テロップとアクションのみでキャラクターの人間性というものを想像をしていたあの頃との違いを伺い知れるのも良いもんです、個人的に一番びっくりしたのは宝条役の千葉繁さんでした(笑)

トレーラーに登場して、一瞬で分かるあの特徴的な声を聞いた時「えっ!!?千葉さん!!!?」と驚きを隠せなかったです(笑) 千葉繁さんでFFと言えばやはりディシディアFFで完全にハマり役になったFF6ケフカがイメージ強いですが、宝条もなかなかにサイコパスマッドサイエンティストなキャラクターなのでケフカの様なコミカルな狂気性を持ったぶっ飛びキャラとはまた違うサイコパスさが表現されると思うとこれもまた楽しみでしょうがないです。

そしてそれと同時に分作作品1作目のFF7リメイクはミッドガル脱出までの物語なので巨大なミッドガルに住まう新しいキャラクターも次々と登場します。残念ながら日本のTwitter公式アカウントでは新キャラについての紹介はされていませんが、写真やトレーラーで見る限りでも強烈にパンチのあるキャラが多めなのでその人達がクラウド達にどう関わり、そしてどの様な関係性を持つのか、それもまた新たなFF7を楽しむ上でのポイントなのかもしれませんね!

 

新しいFFに対して不安に思う事

ここからはFF7リメイクが凄く楽しみである反面、大丈夫なのかどうか個人的に不安な所について書いていこうと思います。

 

  • 大幅に改変されたストーリー構成

大事な事なので何度も書いてますがFF7リメイクは分作作品となっており、4月10日に発売されるFF7リメイクのストーリーはミッドガル脱出までで物語が終わります。

なので人によっては最序盤とも言える感覚を持つミッドガル内での物語をリメイクでは一つのナンバリングFFと同レベルの大ボリューム*2であるとされています。それに合わせてオリジナル版FF7とは大まかに同じストーリーをなぞりはするものの、実際に描かれる内容はかなり大幅な改変が施されていると予想されます。正直、コンピレーションFF7の計画から連なる当時発売されたFF7の派生、外伝作品での設定が取り込まれるのかどうかは分かりませんが、少なくともオリジナル版FF7と全く同じ内容である事を期待するのはやめた方がいいかもしれません。

なんたってリメイクですからね、新キャラや新要素を取り入れたストーリーになってるでしょうし、序盤も序盤からセフィロスがかなりの登場頻度で出てる感じが見て取れますからね...僕は期待寄りの方なのですが、オリジナル版FF7との比較をして批判をする人も出ない訳では無いかもしれませんしね。

 

  • ケット・シー、シド、ユフィ、ヴィンセントが出ない

これもまたストーリーがミッドガル脱出までということ故に仕方の無い部分ではあるのですが、ミッドガル脱出後に仲間になる残りのメンバーは1作目のFF7リメイクでは登場しないです。実際、FF7リメイクの前情報によりますと仲間になるのがストーリー終盤である関係上、あまりにも使用できる期間が短いレッドⅩⅢはプレイヤーが操作できるプレイアブルキャラにはなっていないとの事です。

本格的なFF7の壮大な物語はミッドガル脱出後に始まると共に後に登場する残りのメンバーは2作目が出るまでお預けになるので彼らが好きな人達にとっては不服な部分となるでしょう。特にユフィとヴィンセントはオリジナル版FF7では隠しキャラ的な位置付けでありながら仲間の中でも上位の人気を誇るキャラでもあったので、リメイクでの彼らを見れるのはまだ先です。大いに期待しながら待つしかないでしょう。

 

今やどの大作ゲームにもDLCは大抵存在するものです。今でも賛否両論な面はありますが納得できる形のDLCであるならばDLCで騒がれる事も無いでしょうし、購買意欲が掻き立てられて買う人もちゃんと出ると思います。

しかし、FFは前作のFF15でシーズンパス型の追加ストーリーのDLCを出すと決めた時に発売当初のFF15のストーリーの出来が不十分と言えてしまう完成度だった事も相まってDLCに対してはかなりの大炎上、結局DLCによる収益が見込めなかったのか、最後のDLCとして予定していたエピソードノクティスなどのDLC全て開発中止スクエニFF15DLC開発に投じていた50億円以上を丸々損失する事となり大赤字、FF15の主要ディレクターの田端氏はスクエニを退社する形で身を引くという散々な結果になりました。

そんなわけで、1回大コケをやらかしてしまっているFFでDLCを出すというのはかなりの炎上の火種になってしまいそうな気がして恐ろしいんですよね...今回のFF7リメイクでは予約した店舗別による追加特典が付与されており、今のところ内容は全て追加召喚獣となっているみたいです。チョコボカーバンクルサボテンダー追加召喚マテリアとして登場する彼らは後日DLCとしても販売をするらしいので買えるのは良い事なのですが、せめてFF15の様なストーリー補完型のDLCの配信だけは絶対にしないで欲しい...と思うところではありますね。特にRPGというゲームのジャンルに於いては、1本のソフトとして発売された時点で起承転結が成立し、ストーリーが完成されている事を求められる傾向がかなり強いです。

その最たる良い例が同じスクエニから発売されているドラクエ11がそうだったりするのでちゃんと1本のソフトで物語が成立する事を祈ってます。

 

  • FF7リメイクが分作作品である事が世間にちゃんと認知されていない

今回発売されるFF7リメイクで最も心配している点であると同時に、最も炎上案件になりそうな所がこれですね...

これまでのFF、特に昔の作品ではROMやディスクの容量制限がある中でもRPGとして十分楽しめる様に、少ない制約の中でワールドマップや街、洞窟などのダンジョンで起こるイベントなどが豊富に詰め込み、それを当時のユーザーは十分に楽しむ事が出来ていました。FF7ももちろん壮大な物語を描く名作であり、その全てを最新ゲームとしてリファインした上で描くとなればとてもブルーレイディスク1枚で収める事が出来ず、その全てを1枚のディスクで収めようとするとどうしてもFF7のダイジェスト版的なゲームとなってしまうようです。

その全てを描き切る為にFF7リメイクでは「分作」という手に踏み切りました。

分作とは一つの作品に対してその内容の一部を収めた作品を販売し、何部作にも分けて発売していく方法であり、映画などではシリーズ三部作というものを聞いた事はあると思いますが、ゲームで何部作にも分けて発売するゲームというのは少なくとも僕の周りでは全く聞いた事がありません。多分前例のない前代未聞の試みなんだと思います。

その事がネット上で賛否両論になっている面はもちろんあります。しかしそれでもかつての名作をPS4でリメイクした作品が出来ることの魅力はとても大きい...だから分作作品である事を分かった上で買う人ももちろん居ます。既に予約をしたり、延期しても買う事を決意した人はかなりFF7が好きな人なんだと思います。

 

しかし...この分作作品であるという事実、その事があまり世間に認知されていないんです

今回のFF7は昔懐かしい過去作のリメイクであり、購入するユーザーの中にはドラクエの様にFF7リメイクだけを買う人も中にはいると思います。だからテレビCMやゲーム店でFF7リメイクの存在を見かけて懐かしい思いを感じながらプレイしようとする人もいると思います。しかし、ゲームの予約をした全ての人がこれからやるゲームについてキッチリと下調べをした上で予約をするとは限りません。寧ろネットを使わない世間には恐らくほとんど居ないと思います。

何故ならこのFF7リメイクが分作作品であるという事実を公式があまり大々的に宣伝をしていないからです。

一応公式サイトを見れば分作作品である事実を明記していますし、ファミ通でのインタビューにYouTubeでのスタッフインタビューや特別CMでもさりげなく分作作品である事実に触れてはいますが、公式側が発信しているのはこれぐらいであり、後は自分で調べなければ知りえない事実なのです。何故こんな事になっているのか、恐らく分作作品である事実を知れば買い控えや購入を見送るユーザーも出てくるのは必至であり、売上が下がってしまう可能性があります。公式側が騙し売りをしようとしているという他意があるのかどうかまでは分かりませんが、公式がゲームを販売する小売店に分作作品の事実を顧客に啓発させる指示をしているわけでもないですし、分作作品の認知度は思うように広がっていません。

事実、Twitterで分作作品の事について発信したアカウントのリプライには「知らなかった...」や「そうだったの!?」と驚く人も少なくなかったですし、実際に予約をした家族にTwitterをよく見ている息子さんがその事実を伝えたら唖然と驚いていたという話も出てきています。分作作品という事実はスクエニが思ったほど世間には伝わっていないのです。

それが後にどの様な結果に繋がるのか...僕が最も恐れているのは分作作品である事実を知らないまま購入したユーザーによるFF7リメイクのクソゲー評価の烙印です。

ほとんどのゲームはそれ1本で完結するし、例え追加DLCがあったとしてもDLCで完結します。そして続きを匂わせる終わり方をする作品は大抵評価が良くありません。この続きを知りたいという期待感をユーザーに煽らせ、その先の購買意欲をそそらせようとするのは傍から見れば卑しいです、阿漕です。物語の続きをユーザーが望んでいたとして、実現にはユーザーからの支援が鍵を握るのは確かなのですが、それを実現させる為に公式側が射倖心を煽らせるような事があってしまってはならないと僕は思います。売った者勝ちという訳では無いですが、スクエニはもうちょっとこの作品が分作作品である事実をキッチリとユーザーにお伝えし、その上でこれまでのナンバリング作品と遜色のない作品であることを自信を持ってお伝えして欲しい。

 

僕はFF7リメイクのスタッフはFF7という作品を大切にして今作を作っていると信じています。全てのユーザーが満足するほど完璧な作品を作るのは難しい事だし、それでも世間の期待というハードルを超えてくれるんじゃないかとと期待しています。そして何よりも不穏な事も無く存分にFF7リメイクを僕は楽しみたいです。

 

終わりに

最後に不安なポイントを書いてしまいましたが僕は個人的にFF7リメイクをめちゃくちゃ楽しみにしています。世間がコロナウイルスの事で陰鬱になり、コロナに掛かっていない僕ですらニュースを見る度に落ち込んでいるのですが、そんな混沌とした世の中の中での癒し、希望として僕はFF7リメイクを期待して待ち望んでいます。

正直、発売後の炎上が怖いところではありますが、僕はこの作品が分作作品である事を了承した上で購入を決意していますし、最後の最後までFF7リメイクを追って行こうと考えています。

 

FF7リメイクの発売まであと4日...

 

令和の世で復活するクラウド達の物語を待ち望みながら過ごしていこうと思います!

*1:所謂"完全版みたいな物"

*2:YouTubeスクエニ公式チャンネルの「INSIDE FINAL FANTASY VII REMAKE」というスタッフインタビューにて公式に語られている